第15期プロコン育成塾受講生へのメッセージ(塾長 大場一正)
第15期受講生の皆さん、塾長の大場です。早々のお申し込み、ありがとうございます。皆さん方の熱い思いに、我々講師陣も精一杯お応えしていきます。
兵庫県協会のプロコン育成塾は2005年、全国に先駆けて開講しました。
育成像は第一に「民間に通用するプロコン」、第二に「使命感をもって支援するコンサル」です。
過去の受講者は兵庫県と大阪府を中心として近畿一円に亘り、修了生は第14期で178名となりました。
このうち約100名強が独立者で、修了後に独立したのは内42名です。
活動場所は関西を中心としながらも、北は岩手県から南は宮崎県までと広範囲に亘っています。
皆さん方には8月下旬から翌年3月頃までの約半年間、講義と個別アドバイス、プレゼン・報告会演習、及び一人での経営診断を通じて、プロコン必須の7力(「聴く力」「質問する力」「話す力」「書く力」「診る力」「創る力」「獲る力」)を徹底的にブラッシュアップしてもらいます。
修了時には『兵庫県協会のプロコン育成塾に申し込んで本当に良かった!』と痛感していただける内容であることをお約束いたします。
本塾は修了生とのネットワークがとても密です。
忙しい中、先輩の修了生も懇親会や報告会演習にかけつけてくれます。
我々の仕事は、診断士仲間からの紹介が非常に多いのが現状です。
皆さん方も、本塾を通じて同期生のみならず講師・事務局、および先輩との人脈形成に努めてください。
なお、私は講師として下記のとおり、初日の開講講義と第2項「中小企業コンサルティングの具体的な進め方」を担当します。
(1)開講講義内容の要旨
開講講義は「プロコンへの道」(プロコンになるまでの5つのステップ)を皮切りに、「プロコンとは」や「診断とコンサルティングとの違い」、「コンサルタントのタイプと役割」、「コンサルタントの基本要件と能力開発」などを約90分間で説明します。
また、大企業出身者の独立者が必ずカルチャーショックを受ける「中小企業の特性」、つまりコンサルして肌で感じないと分からない中小企業の実態と特質も、皆さん方に理解していただきます。
(2)第2講・講義内容の要旨
第2講は「診る力」と「質問する力」、「聴く力」を中心としています。皆さん方が第2講終了直後から一人で取り組む経営診断実務を念頭に置き、診断ステップごとに留意点を詳しく説明していきます。
ただし、実習補習で学んだ内容とは違う点が多々あります。なぜなら、民間主体のコンサルティングの実践に基づく講義だからです。
私自身のコンサル歴31年間に培ったノウハウを、約4時間の講義時間でしっかり伝えていきます。
乞うご期待を!