第15期プロコン育成塾 柳講師からの第1講(8/24)要旨のご案内

プロコン育成塾第15期の受講生の皆さん、第1講「中小企業のコンサルティングニーズと心構え」を担当する柳辰雄です。
これから少しばかり密度の濃いお付き合いが始まりますが、是非ともよろしくお願い申し上げます。

さて、本塾も15年の節目を迎えることになりました。
毎年のことですが、まだ顔を見ぬ受講生を想像しながら、皆さまの期待にどれだけお応えすることができるだろうかと、いつも悩ましく感じております。
しかし、何かを脚色してお伝えするのではなく、私がこれまで体得してきたことを素直にお伝えし、皆さまの今後の活動の一助になれればと考えております。

受講生の皆さまにとっても、これからの半年間のことを思い、不安や期待の入り混じった心境であると推察いたします。
ただ、これからの半年間は、経営コンサルタントに対する自らの考え方が大きく変わるかもしれない貴重な時間を過ごすことになると思います。
悔いのないよう、全力で取り組んでいただけることを期待しております。

さて、第1講は中小企業のコンサルティングニーズというやや小難しいテーマとなっており、皆さまにとってもなかなか実感しにくいテーマだと考えます。
すぐに役立つ内容ではないかもしれませんが、プロの経営コンサルタントとして活動していく限りは、必ず直面する重要なテーマでもあります。

中小企業経営者にとっては、ニーズそのものが具体化していないことが多く、経営コンサルタントはその漠然とした問題意識を中小企業経営者との面談を通じて、引き出し、示していくことがまずもって重要となります。
ただし、このプロセスは、コンサルティングサービスを提供する前の段階です。
この段階で中小企業経営者とのコンサルティングサービスに関する合意形成ができていないと、経営コンサルタントとしての活動機会すら得られなくなります。
したがって、前述したとおり、難しいテーマではあるものの、自分なりの対応の仕方を築き上げておくことが重要となります。

本講ではこれらのテーマに対して、どのように向き合い、対応していけばいいのか、当塾の先人の教えに基づいて私なりに経験してきたことも踏まえて、講義できればと思います。

開講まで残りわずかとなりましたが、体調管理には十分に気を付けて、万全の体制で新しい第一歩を踏み出してください。皆さまとお会いできることを楽しみにしております。