第8期プロコン育成塾 湯浅講師からの第4講(1/19)要旨のご案内

第8期プロコン育成塾受講生へのメッセージ
第4講 担当講師  湯浅 伸一


第4講「説得力を高めるプレゼン方法、報告書の書き方」を担当する湯浅です。
このたびはプロコン育成塾にお申し込みいただき、誠にありがとうございます。半年間という長丁場ですが、どうかよろしくお願いいたします。
経営診断報告書は、一つの経営診断が終わったときに、その内容を文書にまとめたものであり、それを口頭で説明するのが診断報告会(プレゼンテーション)です。自分のコンサルティング能力を目に見える形でアウトプットしたものなのです。反対に言えば、いくらすばらしい経営診断を行い、的確なコンサルティングができても、その結果をお客さまにキチンと伝えられなければ意味がないのです。
我々の経営診断は、経営評論やケーススタディではありません。相手に納得してもらい、行動に移していただく必要があります。そのために欠かせない力が「説得力」です。そして、その説得力の背骨となるのが「論理力」なのです。相手の心と体を動かす経営診断報告書やプレゼンテーションとは、論理が通っている診断・アドバイスを、正しい日本語で表現したものなのです。もちろん、企業に良くなってもらいたいという情熱がその前提にあることは言うまでもありません。
残念ながらこの講義では、論理力について話す時間はありません。それは別途勉強してください。美しい日本語について語る時間もありません。我々に求められるのは、自分の言いたいことを誤解を与えることなく伝える、シンプルな文章だからです。その書き方とプレゼンテーションの方法をお伝えします。私自身が書いた診断報告書も一部お見せします。お会いできる日を楽しみにしております。
<講義内容>
・文章の基本
 修飾語と被修飾語の関係、読点(テン)の打ち方、漢字とひらがなの使い分け等をお話しします。
・文章の書き方
 文章を書く基本姿勢についてお話しします。
・経営診断報告書の書き方
 経営診断報告書の書くうえで最低限守るべきことについて少し触れます。後は皆さん方の工夫です。
・プレゼンテーション
 診断士が行うプレゼンテーション、経営診断報告会におけるプレゼンテーション等についてお話しします。