第14期プロコン育成塾 西嶋講師からの第5講(10/6)要旨のご案内
第5講 担当講師 西嶋 衞司
第5講「セミナー・研修の企画&受注の具体的方法」を担当する西嶋衞司です。第14期の受講生の皆さん、よろしくお願い致します。
私自身も当塾第9期の修了生です。58歳の誕生日を前に、それまで勤めていたメーカーを退職し、中小企業診断士として独立しました。そして、独立したその年に当塾を受講し、プロコンとしてのイロハを教えていただきました。私は大阪育ちですが転勤族で、東京赴任中に中小企業診断士資格を取得したこともあり、関西エリアでは人脈も業界知識も全くなく、当塾の受講が中小企業診断士としてのスタートでした。
自分自身の経験も踏まえ、特に40歳代後半以降の皆さんが独立をするための、あるいは独立した当初の、さまざまな相談に対応できるのではないかと考えています。何かありましたら気軽にお声掛けください。
さて、「セミナー・研修」は、それぞれの中小企業診断士によって「仕事としての位置付け」が大きく異なるようです。コンサルティング業務の一段下に置いている方が居る一方で、「セミナー・研修」を中心に活動し、中小企業診断士の評価を高めている方もいらっしゃいます。実際には、多くの中小企業診断士が「セミナー・研修」にかかわっており、「セミナー・研修」は中小企業診断士の重要な業務の一つであることはまちがいありません。
「セミナー・研修」の講師業務はコンサルティング業務よりも簡単にできる、という言葉を耳にすることがあります。しかし、三流講師はいざ知らず、売れる講師となるためには、講師専業のプロフェッショナルをはじめとするさまざまなライバルを押さえて、主催者やエージェントなどの顧客から選んでもらわなければなりません。「多くの知識を持っている」「講師らしい話し方ができる」だけでは、一人前の講師にはなれません。
また、講師契約の内容改善には多大な実績と時間と労力が必要です。一度結んでしまうとなかなか変えられない場合が多いと考えた方が良いでしょう。実力があるのに軽い気持ちで結んだ講師契約により、講師として低いレベルで確定してしまい、それが中小企業診断士としての評価レベルにつながってしまったなど、残念な事例も数多くあります。
講義では、研修企画やカリキュラム、テキストなどのつくり方のポイントをお伝えするだけではなく、「一流の講師」「中小企業診断士らしい講師」になるために必要なノウハウを、受講生の皆さんにわかりやすくお伝えしたいと考えています。
開講まであと少しとなりました。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。