第13期プロコン育成塾が開講しました!

 2017年9月9日(土)、第13期プロコン育成塾が開講しました。
 定刻の9時30分前には15名の塾生全員が着席し、緊張のうちに開講の時を迎えました。開講に先立ち、2年前まで講師として、昨年からは一般社団法人 兵庫県中小企業診断士協会の会長として当塾を支えて下さる柴谷先生より、激励のお言葉をいただきました。当塾の設立経緯・意義から、ご自身が独立された頃のエピソードの紹介まで、塾生への期待に満ちたお話でした。
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 続いて大場塾長より、開講の挨拶として、塾生への期待や修了生の状況、カリキュラムについてお話しいただきました。「資格取得後の育成体制が不十分な中小企業診断士制度において、何としても優秀な後進を育てたい」という当塾の想いを強調されました。
 塾長の挨拶の後は各講師からのメッセージです。それぞれの講義を受け持つ立場から、「知識よりも学んだことの実践こそが重要である」、「プロコンとしての意識をどう持つか」、「独立後、当塾の学びをどう活かすか」といった力強い言葉をいただきました。
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 引き続き、第13期塾生の自己紹介です。皆さんは緊張しながらも、一人2分間の持ち時間で受講への想いをスピーチされました。ただし、この自己紹介の場は、各自の話す力を評価する場でもあります。講師は皆さんの時間感覚や話し方、表現力を細かくチェックし、午後の個人面談にてフィードバックします。当塾ではすべての時間を使って、塾生の皆さんが成長するための材料を提供していきます。
 塾生の自己紹介が終わると、いよいよ開講講義のスタートです。大場塾長より、「プロコンの基本要件と能力開発」をテーマに、プロコンへの道(ステップ)、プロコンの基本要件など、コンサルタントを目指すうえで必ず押さえるべきポイントを講義いただきました。塾生にとっては、独立・独立準備中・企業内など各人の立場で、今後どのような心構えと方向性で自己を高めていくかを考える指針となったのではないでしょうか。
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 昼食休憩を挟んで、第1講が始まりました。
柳講師より、「中小企業のコンサルティングニーズと心構え」のテーマでお話をいただきました。経営者自身も自覚していないことが多い「潜在的な真のコンサルティングニーズ」をどう把握するか、また顧客との信頼関係をいかに構築するかなど、ご自身の体験を交えてご説明されました。これらテーマについては、プロコンとして仕事をするうえで必ず突き当たる問題です。まとまった形で指導を受ける機会のない内容なので、塾生も真剣な表情で聴講していました。
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 初日最後のカリキュラムは、講師による個人面談です。塾生は事前に作成した「スキル洗い出しシート」を基に講師と面談し、フィードバックを受けました。企業内で経験したことが中小企業に対して活かせる専門分野となるか、自身が考える自己の能力がコンサルタントとして通用する水準かどうか、具体的な評価とアドバイスをいただきます。また、自分では気づいていなかった強みの指摘も受けました。講師陣の指導、塾生の真剣な質問や新たな気づきによる熱気で、会場は活気づきました。今後、当塾では今日の面談とフィードバックを皮切りに、プロコンとしての商品企画や将来計画を策定するカリキュラムが準備されています。

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 初日のカリキュラム終了後は、懇親会が開催されました。塾生の皆さんに受講の感想をお聞きすると、「今日は緊張した」、「プロコンとしての厳しさを学んだ」というコメントが多く聞かれましたが、お酒が進むにつれ緊張も解けたのか、和やかな会話が弾みました。
 皆さんにおかれては、この場を利用して講師陣や同期生との交流を積極的に深めていただきたいものです。塾生間のつながりが強いのも当塾の特長です。半年間の受講と交流を通じて、「この塾で共に学んだ」という、他では得難い人脈を作り上げていただければ幸いです。
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 第13期プロコン育成塾の初日は、無事にスタートを切ることができました。今後、様々な課題や疑問点が出てくると予想されますが、講師陣、事務局ともに全力でサポートして参ります。塾生の皆さん、このチャンスを活かし、実りの多い半年間にしていきましょう。
 次回、10月7日(土)には診断先企業の発表があります。これから学びはますます深くなっていきます。体調管理には十分に注意して、しっかりと講義に臨んでいきましょう。