第13期プロコン育成塾 高越講師からの第3講(10/7)要旨のご案内

第13期プロコン育成塾 受講生へのメッセージ

第3講 担当講師 高越 宏和

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 第2回第3講「中小企業特有の財務診断」を担当する高越宏和です。
第13期プロコン育成塾受講生の皆様、半年間よろしくお願い致します。
私は当塾を第2期に修了し、第7期から運営に参加しております。今期より財務特別講師として講義と診断講評にのみ携わることとなり、皆様にお会いする回数は少なくなりますが、積極的に質問や相談をしていただければと思っております。

 さて、中小企業の経営診断あるいはコンサルティングにおいては初回面談時に決算書を受け取るケースがほとんどです。現状分析をするにあたって、支援先が「今どんな状況なのか」を数値で把握するために財務分析は欠かせないものです。しかし、決算書を見て電卓を叩き、あたかもそれがすべてのように経営者にアドバイスするコンサルタント(もどき)が数多く存在しています。

 決算書は経営の現場において業績把握・税務申告・融資等・・・多くの場面で必要とされる重要書類ですが、残念ながら中小企業においては実態を表していないケースが少なくありません。正確性・真実性を欠いた決算書によるコンサルティングはその方向性を誤ります。提言を的外れなものにしないためには、「ポイントを絞った財務分析」とそれ以上に重要な「ヒアリング」が必要になってきます。

 本講義では、効率的・効果的な財務診断のコツと皆様が受講中に作成する診断報告書内の数値計画の組み立て方法について、時間の限りお伝えします。第13期生の皆様とお会いできるのを楽しみにしております。