第8期プロコン育成塾 診断報告会が開催されました!!

 寒さ厳しい折ですが、季節を先取りした商品に春の訪れが近いことを感じさせられる今日この頃です。皆さんお元気でしょうか?
 さて、プロコン育成塾のクライマックスとも言える診断報告会演習が、2月16日(土)と17日(日)の2日間に亘って開催されました。
 報告演習は、一人30分間のプレゼンテーションの後、講師・アドバイザー全員からのコメントを10分間受ける形式で実施されました。
 発表内容は、昨年11月頃から一人1社を担当し、実施してきた企業診断の結果です。診断先企業の経営者に対して報告する場面を想定し、順次発表していきました。
 当日の朝、発表順をくじ引きで決めました。
 見事一番くじを引き当てたのは佐野さん。続いて清水さん、和田さん、加藤さん、吉田さん、大前さん、冨松さん、島崎さんの順で第1日目の発表が行われました。
 第2日目も同様に、朝のくじ引きにて岡崎永実子さん、網屋さん、大橋さん、平山さん、川北さん、最後が岡崎崇さんという順番になりました。
 第4講までの会場よりも一回り大きな会場で開催された報告会演習。第7期までの修了生有志(第1日目:西本さん、中村さん、指尾さん、第2日目:高橋さん、伊藤さん、箕作さん、内藤さん、石橋さん、佃さん)も駆け付け、最大29名の聴衆を前にしたプレッシャーの中、当塾での学びの集大成として、受講生たちは各々独力で纏め上げた診断結果を、真剣に発表しました。その内容からは、診断を始めてから約2か月半の悩みや苦労がたっぷりと滲み出ており、精一杯の力で取り組んできたことがよく伝わってきました。
 しかし、そのような苦労も、結果として診断先企業が実行し、経営改善に繋げられなければ、何の評価もされないというのがプロコン世界の厳しいところです。講師・アドバイザーからは、第4講のプレゼン演習時のコメントが優しく感じられるほどの、鋭く厳しい指摘やアドバイスが飛び交いました。独立すると、自分の報告書をチェックしてくれる人は誰もいません。最初で最後の指摘です。全員が指摘事項を熱心にメモしていました。
 受講生の中には、自信が打ち砕かれ、大きなショックを受けた方もいるかもしれません。しかし、プロコンを目指すのであれば、決して避けては通れない道です。これまで経験したことのないプロコンの厳しさを実感し、目指すべきプロコン像が以前よりも鮮明になったのではないでしょうか。
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報告会の様子
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会場の様子
 報告会が終盤に差し掛かった頃、兵庫県中小企業診断士協会の相良会長がお見えになり、お話をいただきました。
 まず、当塾の設立経緯として、当時の福島支部長と大場副支部長(当時は中小企業診断協会兵庫県支部)が、「プロコンを本気で育てていかねばならない」という熱い思いで立ち上げられたことをご紹介いただきました。
 また現在、兵庫県協会の理事として活躍している修了生がいるという現実もあることから、「修了生として後進の人たちの力付けになってもらいたい」というお言葉をいただきました。
 さらに、企業内診断士の受講生に向けては、ご自身が20年間、企業内診断士として経験してきたことにも触れ、「当塾の受講は企業内診断士の人にも非常に良い経験になることが、テキストを見ただけでも分かる。是非、当塾での経験を今後に活かしていってほしい」というメッセージをいただきました。
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相良会長からの挨拶
 報告会終了後、大場塾長からの最終講義がありました。テーマは「プロコンへの道」および「プロコン10か条」。独立した当面は、絶対に遵守しなければならない心構えです。これを怠るとプロコンどころか、本当の「診断士」に昇格できません。約半年間に亘って受講し、プロコンの厳しさを実感した受講生にとって、とても納得感の高い、常に心に留めておきたい講義になったのではないでしょうか。
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最終講義の様子
 最終講義の後、受講生全員から第8期プロコン塾を通じての感想を述べてもらいました。
 そして最後に、表彰式および修了式が行われました。
 表彰式では、報告会の成績上位者3名に賞状と記念品が授与されました。
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第3位 大前さんの表彰
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優秀賞 平山さんの表彰
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最優秀賞 網屋さんの表彰
 続く修了式では、報告会演習を終えた受講生全員に大場塾長から修了証書が手渡され、固い握手が交わされました。
 その後、総評として、講師・アドバイザー全員から最後のアドバイスと激励の言葉をいただき、昨年10月に開講した第8期プロコン育成塾が幕を閉じました。
 その後、場所を移して打ち上げが開かれ、半年間の緊張から解かれた第8期修了生の面々は、晴れやかな表情で講師・アドバイザー、先輩修了生、そして共に苦労を味わった同期生たちとのコミュニケーションを思い思いに楽しんでいました。
 さらに、続く2次会はカラオケ大会となり、熱唱あり、替え歌ありの賑やかな会となりました。相良会長には打ち上げに引き続き、なんとこの2次会までお付き合いをいただきました。
 第8期プロコン育成塾のカリキュラムはこれで終了しました。しかし、まだ診断先企業への最終報告会が残されています。講師・アドバイザーからの指摘・アドバイスを踏まえ、よりブラッシュアップした報告書とプレゼンで最終報告会に臨んでいただきたいと思います。本番はこれからです。
 そして、今後もこの塾で学んだことを活かし、それぞれの立場でご活躍されることを祈念いたします。
 第8期修了生の皆さん、約半年間、本当にお疲れ様でした!