修了生からの応援メッセージをお届けいたします!!(中村佳織氏)

 第6期修了生の中村佳織です。
 独立してもうすぐ1年になります。この期間に私が実践してきたことをお伝えします。
 まず、独立する1年以上前から(診断士資格を取得した時から)、診断士の集まる会に積極的に顔を出し「私は平成24年の3月にプロモーション専門家として独立します。」と言い続けました。その中で「プロモーションなら中村さん」とインプットしてくださった先輩診断士もいらっしゃって独立前に仕事の依頼がきたり、「新しい仕事を考えているから一緒にやろう。」といった声が次第に掛かったりするようになりました。そういった流れから予定より約半年、前倒しして独立しました。
 退社が決まってからは、それまでお世話になった方に会いに行ったり、電話などで連絡したりしました。長年お会いしていなかった方にも失礼を承知で会いに出向いたところ、年配の人格者は喜んで受けいれてくれました。
 その中で、10年以上ご無沙汰していたコンサルの先生からあるチャンスを頂き、その仕事を精一杯こなす中で、自分の商品を作り上げることができました。他にも、「いい人がいるから紹介しましょう。」と半年に一度くらい電話をくださる大先輩がいらっしゃるなど、この時期にご挨拶に行った方があたたかく見守ってくださっていることを日々感じています。
 独立して一番強く思うことは、すべては「人」であるということです。企業内にいる時とは違い、何の信頼も保証もない人間に仕事のチャンスを与えてくれるのは「人」であり、そして自分自身の「人間性」がチャンスをもらえるかの基準になります。私自身、人間性はまだまだ十分とは言えませんが、誠意と熱意でこの1年は多くのチャンスを頂けたものと思います。語弊があるかもしれませんが、能力は二の次であるとも思います。
 今、自分が心に留めていることは、「すべての出会いは無駄ではない」ということと、「いつもどこかで誰かが自分を見ている」ということです。ひとつひとつの仕事を、心をこめて120%こなすのか、体裁を整えるレベルで片付けるのか、その違いはすべて自分に返ってきます。そして、そんな環境を楽しめる人間こそが成功に近づくのだろうと感じています。
 独立してたった1年の感想ではありますが、少しでも参考にして頂ければ嬉しく思います。

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