第19期プロコン育成塾 第5回が開催されました

11月11日(土)にプロコン育成塾 第5回が開催されました。

午前中は、「プロコンの商品づくりと仕事のとり方」です。プロコンとしての成長ステージを3段階

・1stステージ=独立して間もない段階

・2ndステージ=公的機関中心

・3rdステージ=民間企業中心

に分け、4名の講師自身の経験や大切にしてきたことに関する講義がありました。

最初に井上講師より、1stステージ・2ndステージ時代の自身の経験や取り組みに関するお話がありました。特に初期の段階は、自分の現状を正しく理解し、「ありたい姿」に向けて行動することが重要であると説明がありました。

また、商品づくりと仕事の取り方では、公的機関の仕事を例に挙げて「目的意識をもって取り組むこと」が専門性の確立につながるとの説明がありました。

独立後のイメージが湧きにくい塾生にとって大変貴重な講義となったことでしょう。

続いて、伊藤講師・柳講師・小畑塾長から、それぞれ3rdステージに関する講義がありました。

伊藤講師からは、コンサルタントとして「日頃から心がけていること」や「自分なりに考えてきたルール」について説明がありました。また、自身の経験や理論を織り交ぜた「自論フレームワーク」の重要性の説明がありました。塾生にとって、新たな気付きになったことでしょう。

柳先生からは、「独立からのこれまでの軌跡」に関する話がありました。特に独立3年目までの苦しかった時期の経験談は、塾生も食い入るように聞いていました。また、その後はステージが上がるにつれて手掛けた職務内容が収束していくこと、すなわち「自分のできること、やりたいこと」に仕事が絞り込まれていくことなどが伝えられました。

小畑塾長からは、自身が現在経営者として取り組んでいることに関する話がありました。また、プロコンとしてどのステージであっても「人とのつながり」が大切であること、早い段階で自分がどのようなコンサルタントになりたいかの目標を決めておくこと等が重要であるとの話がありました。

3rdステージ講義終了後には、パネルディスカッションを実施しました。塾生からも闊達な質問が飛び交うなど、熱気を帯びた時間となりました。

午後は、経営診断実習に関する経営診断サマリーのグループ討議を行いました。

塾生3~4名と講師2~3名でグループを作り、各担当塾生が経営診断の進捗状況や問題点、課題などを報告します。そしてそれを踏まえ、他の塾生や講師からさまざまな質問やアドバイスがあがりました。

塾生は自分の診断に対して意見を得られるだけでなく、他の塾生の発表にコメントする立場になることで違う視点からの気付きを得ることができます。また、講師からは分析の甘さや論理構成の矛盾点に関する指摘や、診断の方向性に関するアドバイスなどがありました。

今回のグループ討議を通じて、塾生自身の改善すべき点や課題が明確になったかと思います。

これから12月の経営診断報告会演習に向けて、経営診断報告書作成に取り組むことになります。

塾生の皆さんは悔いの無いように、報告書作成頑張ってください。