第18期プロコン育成塾 第7回が開催されました

第18期プロコン育成塾の最終講義を2月4日に開催しました。

当日の大半は、診断先への経営診断報告会に関するグループ討議です。

受講生は、12月に行われた経営診断報告会演習での指摘事項を踏まえ、新たな調査や分析を加えるなど、報告書をブラッシュアップしてこのグループ討議に臨みました。中には、既に経営診断報告会を終えた受講生もいます。

こうした受講生からは、以下の視点で発表がありました。

・報告会でうまくいった点/いかなかった点

・診断・報告を振り返り、何が大事だと感じたか

・診断をもう一度やり直せるならどうするか?

また、報告会を終えていない受講生からは、以下の視点で発表がありました。

・報告会でどのような点に留意して進めるか

・現在の苦労している点や悩み

・診断をもう一度やり直せるならどうするか?

まずはこうした発表を20分程度行い、その後受講生同士で意見交換をしました。「長期的な視点が欠如している」、「多面的な分析が不十分」など、受講生間での活発なやりとりがありました。また最後は、担当講師からのフィードバックがありました。

受講生にとっては、各自の課題などが明確化され、半年かけて1社を診断した診断実習のまとめの機会となりました。

午後の始めには、兵庫県中小企業診断士協会の湯浅会長が駆けつけられ、これからの活躍を期待する受講生へメーセージが送られました。

午後のグループ討議の後は、小畑塾長による修了講義です。

これから羽ばたいていく受講生に向けて、兵庫県プロコン育成塾1期から続く伝統の「プロコン10か条」が伝えられました。条文について、塾長自身の経験やエピソードなどを交えながら、一つひとつを丁寧にわかりやすい説明がありました。受講生にとって、これからの励みになったことでしょう。

いよいよ、修了式です。

小畑塾長から受講生一人ひとりに対し、取り組み内容やエピソード、受講生の強みや課題など温かい励ましの言葉が伝えられ、修了証が授与されました。

受講生からも、修了した感想などについて、それぞれコメントがありました。

・いろいろなバックグラウンドを持つ仲間と出会えた

・自分はできると思っていたが、入塾してその考えが甘かったことに気づかされた

・コンサルタントとしてのありたい姿を再設定する必要性を学んだ

・今日学んだ「プロコン10か条」を肝に銘じて行動していく

・塾に参加して、知識やスキルだけでなく、人格の重要性を学んだ

・実力が身に付いたと実感している

最後に、講師陣から受講生に対する温かい激励の言葉がありました。

半年間続いたプロコン育成塾の講義は、これですべて終了しました。

診断報告会が終わっていない受講生は、最後まで準備を怠らず、経営者の心を動かす発表会を目指してほしいと思います。

また、診断報告会が終わった受講生は、報告会で発見した自身の課題について対策を検討し、さらなる高みを目指してください。

講義終了後には打ち上げ会が開催されました。感染症対策などに留意しながらの開催でしたが、この半年間の振り返りや苦労話、感想などを語らい、楽しい時間を過ごしました。

独立診断士・企業内診断士、それぞれ目指す方向性は異なりますが、当塾を巣立っていく第18期の受講生の皆さんが、プロコン育成塾の理念実現に向けて取り組まれることを祈念いたします。