第18期プロコン育成塾が開講しました

令和4年8月20日(土)に第18期プロコン育成塾を開講しました。

全国の中小企業診断協会に先駆けて始めた「プロコン育成塾」は、18年目を迎えます。コロナ禍にも関わらず、今年は募集開始から約2時間で定員を超える応募がありました。

開講に先立ち、一般社団法人兵庫県中小企業診断士協会の湯浅会長より挨拶がありました。自信と謙虚さを持ち、専門性を高めていってほしいと激励のお言葉をいただきました。

その後、小畑塾長の開講挨拶です。積極的な姿勢でカリキュラムや人脈づくりに取り組んでほしいと、塾生へ期待する想いについて話がありました。

続いて講師陣の紹介です。各講師からは、それぞれの立場から受講にあたっての示唆に富んだメッセージがありました。

引き続き、第18期塾生の自己紹介です。1人90秒の持ち時間で、これまでの略歴や受講目的などを発表しました。この自己紹介は、各自の「話す力」を評価する場でもあります。講師は、塾生の話し方や表現力、所作、時間感覚や配分などをチェックし、午後の個人面談時にフィードバックします。当塾ではすべての時間が塾生の成長のためにあります。

塾生の自己紹介が終わると、いよいよ開講講義です。

小畑塾長より、「プロコンの基本要件と能力開発」をテーマに、プロコンとしての心構え、ミッション・ビジョン・バリュー、プロコンに必要な要素など、コンサルタントを目指すうえで押さえるべきポイントに関する話がありました。枝葉の「やり方」ではなく、軸となる「あり方」の講義を通じ、選ばれるプロコンになるためのヒントが見つかったことと思います。

お昼は教室でお弁当を食べたあと、塾生同士の交流を深めることを目的に簡単なワークショップを実施し、盛り上がりました。

午後の前半は第1講です。

柳講師より、「中小企業コンサルティングの具体的な進め方」に関する講義がありました。事前分析からの仮説設定、ヒアリング時の心構えや進め方、企業のあるべき姿の把握などについて、当塾で脈々と受け継がれてきたノウハウを、柳講師の経験も交えたお話でした。ひとつも聞き逃すことがないよう、皆さん真剣な表情で講義に集中し、メモをとっていました。

初日最後のカリキュラムは、講師による個人面談です。

塾生は事前に作成した「スキル洗い出しシート」を基に講師と面談し、これまでの仕事で経験したことや培った能力が、コンサルタントとして活かせる専門分野となるか、プロコンとして通用する水準か、具体的な評価とアドバイスを受けました。
プロコンとしての方向性を考えるよい機会となったことでしょう。今後、塾ではプロコンとしての将来計画を策定するカリキュラムを準備しています。

終了後は、コロナ禍の状況を鑑み、自由参加型という配慮をしたうえで、懇親会を行いました。懇親会は講師にざっくばらんな質問ができ、同期とも交流を深められる貴重な場です。お酒が進むにつれ緊張も解けたのか、和やかな会話が弾みました。

これから様々な課題や疑問が出てくると思いますが、一生懸命に取り組めば取り組むほど得られるものがたくさんあります。塾生の皆さん、このチャンスを活かし、実り多い半年間にしていきましょう。