第18期プロコン育成塾受講生へのメッセージ(第1講 担当講師 柳 辰雄)

 

プロコン育成塾第18期の受講生の皆さん、第1講「中小企業コンサルティングの具体的な進め方」を担当する柳辰雄です。これから約半年間に及ぶお付き合いとなりますが、よろしくお願いいたします。

さて、本講では中小企業に対するコンサルティングフローの前段階を中心に、コンサルティングスキルの基本を理解してもらう内容となっています。これまで当塾で蓄積してきた中小企業コンサルティングに係る講義内容を踏まえて、私の経験等も加味して講義内容を構成しておりますが、まずは中小企業に対するコンサルティングとはどのようなものなのかを大まかにでも掴んでいただければと考えております。

コンサルティング業務で一番大事なのは人と人との相互作用であり、会社を良くするための行動を誘発することです。これは企業の大小に関係なく重要な要素であり、どんなに知識があっても、どんなに経験やノウハウがあったとしても、経営者や従業員の行動につなげることができなければ、経営コンサルタントとしての役割は果たせなかったということになります。

そのため、プロフェッショナルとして科学的で客観的な視点を持ちつつも、会社を良くしたいという熱意や想いも持ち合わせていなければなりません。したがって、経営コンサルティングという業務は、相手の状況や反応に合わせて絶妙なバランス感覚を発揮しながら、最終的には行動を起こさせるという高度な技量が要求されるのです。

受講生の皆さまにとって、これからの半年間は中小企業のコンサルティング業務に対する自らの考え方が大きく変わるかもしれない貴重な時間を過ごすことになると思います。悔いのないよう全力で取り組んでいただけることを期待しております。

開講まで残りわずかとなりましたが、体調管理には十分に気を付けて、万全の体制で新しい第一歩を踏み出してください。皆さまとお会いできることを楽しみにしております。