第16期プロコン育成塾 西嶋講師からの第5講(11/21)要旨のご案内

第16期プロコン育成塾受講生へのメッセージ
第5講 担当講師 西嶋 衞司

第5講「セミナー・研修の企画&受注の具体的方法」を担当する西嶋衞司です。第16期受講生の皆さん、よろしくお願いいたします。

さて、中小企業診断士として活動している多くの方が、セミナーや研修に講師としてかかわっています。しかし、講師という仕事の位置づけは人によって大きく異なるようです。中小企業診断士活動の中心に据え、意識改革コンサルティングとして積極的に展開し、主催者と厚い信頼関係を築いている人。本当はセミナーや研修の講師などやりたくないが、生活のため仕方なく講師活動を行っている人。何のポリシーもなく大した準備もせず、たまたま声がかかった仕事の一つとして対応している人…。

残念なことに、セミナーや研修の講師と言われた時に、一流でない講師像が頭の中に浮かんでいる中小企業診断士が多いようです。また、世の中には講師業を専門とする多くのプロ講師がいます。彼ら専門講師を中小企業診断士講師の上に置く研修会社等エージェントが多くいることも現実です。

主催者やエージェントから信頼を得てオファーが殺到する講師となるためには、講師専業のプロフェッショナルを始めとする多くのライバルを凌駕する「特長(強み)」がなければなりません。「専門的な知識を豊富に持っている」、「説得力ある上手な話し方ができる」だけでは一流の評価は得られません。主催者やエージェントを納得させるコンテンツや現場(職場)で実際に展開できる実践性などに加えて、中小企業診断士ならではの視点が期待されます。

第5講では、カリキュラムやテキストのつくり方等のポイントを解説するだけではなく、「中小企業診断士らしい一流講師」になるために必要なノウハウをわかりやすくお伝えします。

私は、58歳の誕生日の3日前に長年勤めていた企業を退職し、中小企業診断士として独立しました。中小企業診断士としては駆け出しですが、世間は初心者扱いしてくれず、心理的にも厳しい時期がありました。実際、企業で長年活躍してこられた方が、中小企業診断士として独立後に活躍されているかというと、必ずしもそうではありません。特に50歳を過ぎるとハードルは高いようです。

私自身の経験も踏まえて、こういう点でも皆さんのご相談に対応ができれば大変うれしく思います。

開講まであと少しとなりました。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。