受講生の声をお届けいたします!!(川北日出夫氏)

こんにちは。第8期プロコン育成塾生の川北日出夫です。
 「診断士と医師とは似ている点が多いな」と最近よく思います。そのこころは?
 どちらもまず診断、そして処方(解決案の提案)や治療(実行の支援)を行うわけです。診断においては聞き出す力、引き出す力が欠かせません。またすべての過程において、専門性が強く要求されます。その一方、人間の心身も企業も複雑系ですので、「狭く深く」だけでは足りず、「狭く非常に深く」と「広く十分な深さで」とのバランスが要求されます。私は現在、プロコンとしての専門性を追求することに悩み、努力している段階ですが、このバランスという視点も忘れないようにしたいと考えています。
 もちろん異なる点もあります。医師には臨床研修の制度があり、診断士には実務補習の制度があります。しかし、この実務補習は能力の向上には決して十分と言えない状況です。私はプロコン育成塾を医師の臨床研修のようなものと捉えています。期間や訪問する企業の数は限られますが、その分、より深くてより濃い経験を積んで、これからのプロコンとしての姿勢、能力の基礎としたいと考えています。
講師の先生方、塾生の同志のみなさん、よろしくお願いいたします。

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