修了生からの応援メッセージをお届けいたします!!(伊藤康雄氏)
皆さん、こんにちは。神戸市在住の診断士・伊藤康雄です。私は当塾の第3期生です。現在はOCSコンサルティングという屋号で、独立して活動しています。
先日、11月10日の第2講の後の懇親会に参加させていただきました。その際、私から受講生の方々に、私なりの「プロコン3か条」をお伝えしました。その内容をご紹介させていただきます。
3か条の一つめは、「常に情熱を持って仕事に取り組む」ということです。
私は日頃から、コンサルタントは「困っている会社や経営者、社員さんのために全力を尽くして、しっかり経営改善の力になりたい」といった強い思いや情熱を持ち続けていなければならないと思っています。もしそうでなければ、この仕事をしてはいけないとも思っています。この点はこれから独立してコンサルタントとしてのキャリアをスタートさせる皆さんに、ぜひともお伝えしたいところです。
もちろん、独立間もない頃は収入も安定しませんから、お金(収入)のことを考えないわけにはいかないのですが、そんな時でも情熱だけは持ち続けていただきたいと思っています。
二つめは、「できるだけ楽天的(な雰囲気)であること」です。これには2つの理由があります。
まずは、相談に来られる事業者さまは、悲観的な雰囲気のコンサルタントには相談したくないだろうということです。事業者さまはどんなに苦しい状況でも、「この人に相談したら明るい兆しが見えてきた」、「前向きな気持ちになれた」という支援を望んでいらっしゃると思います。
次に、独立するコンサルタント自身の問題です。独立当初はしばらく先が見えない状況が続くと思います。そんな時でも、(根拠がなくてもよいので)「大丈夫だ」、「絶対に前に進める」と信じることが大切です。私の場合、一つひとつの仕事をしっかりやれば、それが資産(実績)となって蓄積され、必ず昨日より今日、今日より明日のほうが良くなっていると信じて今日まできました。
三つめは、「感謝の気持ちと謙虚さを忘れない」ということです。
コンサルタントは、経営に関する知見を提供する仕事です。けれど、たくさんの専門的な知識やノウハウを伝えたからそれで十分かというと、そうではないと思います。そんな知識やノウハウ以前に、私たちコンサルタントの人間性もしくは人間力が問われていると思うのです。事業者さまや支援機関の方々は、「何を」話してくれるかより「誰が」話してくれるかという点を、黙ってしっかりと見ていらっしゃると思います。そんな時、私たちが謙虚さを忘れた態度であったら、きっとガッカリされると思います。
そもそも、「感謝の気持ちと謙虚さを忘れない」ということは、コンサルタント云々以前に、人として当たり前のことです。そんな当たり前のことさえできないコンサルタントに、支援を受けたいと思う人はいないのではないでしょうか。
これから受講生の皆さんも、「先生」と呼ばれてお仕事をされていくことと思います。そんなふうに「先生」と呼ばれてお仕事をさせていただく度に、たくさんの人の支えがあって今の仕事をさせていただいているのだという、「感謝の気持ちと謙虚さ」を思い出して、しっかりと目の前の使命に取り組んでいいただきたいと思っています。
この3か条は、今も、常に私が自分自身に言い聞かせていることです。
もし共感できるところがあれば、実践していただければ幸いです。