第20期プロコン育成塾 第7回が開催されました
第20期プロコン育成塾の最終講義を、2月15日に開催しました。
半年間に及ぶプロコン育成塾の最終日です。
午前中は経営診断実習に関するグループ討議からスタートしました。
塾生からは、経営診断実習を通じて得た学びや反省点、診断で気付いた自身の強み、課題、報告会の手ごたえ、そして経営診断をもう一度やり直せるならどうしたいか? などの発表があり、それらを踏まえてグループで意見交換しました。以下にコメントの一部をご紹介します。
「社長の言葉を鵜呑みにしてしまい、正確な事実の確認ができなかった」
「手間をかけてでも正確なデータをとることが大切であり、汗をかくということの意味、必要性を実感した」
「自分の思い込みや先入観を排除して、社長の話を聞くことが実に難しい」
「自分の強みだけでなく、それ以上に多くの課題に気付くことができた」
こうした活発な意見が交わされる中、講師も積極的に各グループに入って塾生の疑問や課題に対してアドバイスしました。塾生にとっては、自身の課題が明確化され、半年かけた経営診断実習を総括してさらに深く学びを得る機会になりました。
午後は伊藤塾長による修了講義です。
卒業する塾生に向けて、「プロコン10か条」が伝えられました。これはプロコン育成塾第1期から続く、プロコンとしての心構えを記した伝統的な講義です。一つひとつの条文について、塾長自身の経験やエピソードを交えた説明がありました。塾生にとってはプロコンを目指す指針となる10か条となったことでしょう。
そしてその後、修了式が行われました。
はじめに塾生からの決意表明です。半年間かけてプロコン育成塾で得たことや、プロコンとして活動するうえでの今後の抱負について、熱い発表がありました。
・使命感を持ち顧客に寄り添う
・自身のミッション・ビジョン・バリューに従って行動する
・数年後の独立に向けての決意・将来の独立に向けて、今の仕事を全力で取り組む
など、本気で取り組んだ半年間の集大成となるプレゼンテーションでした。その塾生ひとりひとりに、伊藤塾長から修了証が授与されました。
修了式の後に、講師陣全員から塾生に激励の言葉がありました。
最後に、ご自身もプロコン育成塾の卒業生である一般社団法人兵庫県中小企業診断士協会の植田会長から、塾生のこれからの活躍を期待するメッセージが贈られました。それぞれの道にはばたく塾生たちにとって、励ましのメッセージになったことでしょう。
第20期プロコン育成塾の講義は、すべて終了しました。
塾生はこの塾を通じ、気付いた強みを伸ばし、課題を克服し、さらなる高みを目指していってくれるものと信じております。
講義終了後には懇親会が開催されました。この半年間の振り返りや苦労話、これからの夢などを語らい、楽しい時間を過ごしました。
当塾を巣立っていく第20期塾生の皆さんは、独立診断士・企業内診断士それぞれ目指す方向性は異なります。しかし、いかなる場面でもプロコン育成塾の理念の実現に向けて取り組まれることを祈念しています。