プロコン育成塾を修了して(中井さん)
プロコン育成塾第13期生の中井です。
約半年に亘る育成塾のプログラムを修了し、日々振り返っております。すべての講師の方々が一貫して我々塾生に繰り返し発信された、自戒とすべきメッセージが複数ありました。
第一に、仕事に貴賎なし。関わるすべての仕事に全力で取り組む。
聞いた 当初は、診断士に限った話ではないと思っていました。しかしその後、会社員と異なり管理されない身分となった 、独立後の診断士が陥りやすい傾向に対する警鐘であると理解するに至りました。
第二に、顧客の立場に立って考え行動する。
プロコン育成塾の基本思想と捉えました。言葉など細部の表現への配慮が欠け、顧客の反発を招いた場合、助言の内容が優れたものであっても受容されない。診断士の提言を受け容れ、顧客に行動してもらうことが経営診断の目的である以上、貫徹すべき姿勢と理解しました。
第三に、顧客への深い理解が診断実務の前提である。
育成塾では、それを分析としていました。恕に満ちた一球入魂の提言であろうと、顧客への深い理解なきそれは、思いつき、もしくは教科書的な内容となり、提言として成立しない。将来、顧客理解という際限のない条件に対し、「十分にその顧客を理解しているか?」と、繰り返し自問することになると予感しています。
講師、事務局の先生方は、全力で我々にご指導していただきました。その老婆心に溢れる思いやりに感動しておりました。結果でご恩に報いる所存です。ありがとうございました。