第13期プロコン育成塾 報告演習が開催されました!

 半年に及ぶプロコン育成塾の佳境である報告演習が、1月20日(土)と21日(日)の2日間にわたり開催されました。
 演習では、塾生が講師や同期生の前で、担当企業の分析内容や改善策について発表し、その後、講師からのフィードバックを受けます。フィードバック内容は、これまでの講義で教授された「中小企業特有のニーズ把握」「現状分析と真因の探り方」「文章表現」「報告書の構成」「プレゼンテーション技術」の各観点から、下記のような指摘や指導がなされました。

・業種ごとに必須の項目を分析していない(例えば、飲食業や小売業では商品分析など)。
・分析が浅く(または分析自体ができておらず)、真因の発見と的確な改善提案に至っていない。
・診断先企業の社長が話した内容をまとめただけの報告書になっている。
・提案内容が一般的な解決手法に留まり、その企業の現状に即した課題解決を提示できていない。
・先方の企業に対して、敬意を持った報告書になっていない。

 また、オブザーバーとして参加の第12期までの当塾修了生からも、自らの受講体験を踏まえたコメントをいただきました。
 一見、厳しいようですが、育成カリキュラムに乏しいプロコンの世界では、自らの業務について指摘を受ける機会は通常ありません。そのため、この報告演習は数少ない学びの場となっています。塾生の皆さんは、今後プロコンとしての人生を送るうえで、忘れられない教訓を得ることができたのではないでしょうか。
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 2日間にわたる報告演習が終了した後は、間を置かず、「振り返り講義」が行われました。「文章力・プレゼンテーション力」「診断能力」「本質的原因の掴み方」「改善提案力」「全体講評」の各項目について、塾生の報告内容を踏まえた、まとめとしての講義です。手厳しい指摘もありましたが、これらアドバイスは、塾生にとって今後のステップアップに繋がるきっかけでもあります。併せて講義後には、今後どの能力を伸ばすべきか考える材料として、各講師による採点結果も配付されました。
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 さて、緊張から解放された空気の中、終了後は恒例の懇親会です。今回は先輩修了生の方々も多数参加され、いつも以上に賑やかな会になりました。塾生の皆さんの、解放感と充実感に満ちた表情が印象的でした。
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 次回は、当塾として集合して実施するカリキュラムとしては最終回です。今回の演習で受けた指導内容を反映して報告書をブラッシュアップし、講師と塾生のグループでその修正内容を吟味します。塾生の皆さん、プロコンとして診断先企業の経営に貢献できるよう、もうひと踏ん張りして次回に臨んでください。