第12期プロコン育成塾が開講しました!
2016年9月10日(土)、第12期プロコン育成塾が開講しました。
定刻の9時30分前には全員が着席し、緊張した空気の中、今年で12年目となるプロコン育成塾がスタートしました。
開講に先立ち、昨年までは講師として、今年からは一般社団法人 兵庫県中小企業診断士協会の会長として当塾を支えて下さる柴谷先生より、激励のお言葉をいただきました。当塾の設立の経緯・意義についてのご説明、更に「今後は同期生同士を始め、講師や先輩修了生の方々とも切磋琢磨し、協力する関係を築いてもらいたい」とのお話でした。
大場塾長からは開講のご挨拶として、これまでの当塾修了生の状況やカリキュラムについて、受講生へ期待する想いとともにお話しいただきました。続いて、小畑講師、高越講師、柳講師、伊藤講師、東松講師からのメッセージです。それぞれの講師の立場から、「学んだことを明日から実行しよう」「講義に積極的に関わろう」「コンサルとしての志を確認しよう」といった強い言葉をいただきました。
引き続き、受講生の自己紹介です。受講生の皆さんは、一人2分間の持ち時間の中で、緊張しながらも各人の個性が伝わるスピーチでした。ただし、この自己紹介の場も各自のプレゼン力が試される場になっています。講師は皆さんの時間感覚や話し方、表現力を細かくチェックし、午後の個人面談にてフィードバックされます。当塾の中で無駄な時間はありません。すべての時間を使って、受講生の皆さんが成長するための材料を提供していきます。
さて自己紹介が終わると、いよいよ開講講義のスタートです。大場塾長より、「プロコンの基本要件と能力開発」をテーマに、プロコンへの道(ステップ)、プロコンの基本要件など、コンサルタントを目指す上で必ず押さえるべきポイントを、ご講義いただきました。受講生にとっては、独立、企業内など各人の立場で、今後どのような心構えと方向性でプロコンとしての自己を高めていくかを考える指針となったのではないでしょうか。
昼食休憩を挟んで、第1講が始まりました。
柳講師より、「中小企業のコンサルティングニーズと心構え」のテーマでお話をいただきました。なかなか表には出てこない「潜在的な真のコンサルティングニーズ」をどう把握するか、また経営者との信頼関係をいかに構築するかなど、ご自身の体験事例を交えてご説明されました。プロコンとして仕事をしていくうえで、避けて通れないテーマであるだけに、受講生も真剣な表情で熱心な質問も出ていました。
初日の最後は、講師による個人面談とフィードバックです。
受講生が事前に作成した「スキル洗い出しシート」をもとに、講師が受講生と面談し、フィードバックします。受講生自身が考えている自己の能力が、コンサルタントとして通用する水準かどうかを評価し、具体的なアドバイスをいただきます。また、受講生自身が気づいていなかった強みも指摘いただきます。講師陣の指導、受講生の真剣な質問や新たな気づきによる熱気が会場を満たしています。ここでのアドバイスは、プロコンとしての方向を考えるよい契機となったことでしょう。
第12期プロコン育成塾の初日は、緊張と興奮の中であっという間に終了しました。
その後の懇親会では、受講生の緊張も解け、和やかな会話が弾みました。また講師陣に対して、講義の中では聞きにくい内容の質問もできたと思います。お酒を交えながらの交流で、受講生同士だけではなく、講師陣との距離感がぐっと縮まりました。
第12期プロコン育成塾は、無事にスタートしました。これから、様々な課題が出てくると思います。講師陣、事務局ともに全力でサポートして参ります。受講生の皆様、このチャンスを活かし、実りの多い半年間にしていきましょう。
次回は10月1日(土)、場所は神戸市産業振興センターです。
(1) 第2講:「経営コンサルティングの具体的な進め方」(大場塾長)
(2) グループワーク:「本質的原因の掴み方と効果的なヒアリング」(東松講師)
の2部構成となります。
終了後の懇親会には、ゲストとして修了生を招いています。当塾で学んだことをさまざまな分野で生かしている先輩受講生からの話は、身近でありつつも非常に参考になると思います。
次回は、いよいよ診断先の発表があります。これから学びはますます深くなっていきます。体調管理には十分に注意して、しっかりと講義に臨んでいきましょう。
(以上)