第11期プロコン育成塾、第3回が開催されました!

 12月5日(土)、本格的な冬の寒さを感じるなか、第11期プロコン育成塾の第3回目が開催されました。
 小畑講師による「プロコンの商品作りと営業力」では、「プロコンの成長ステージ」、「商品づくり」、「営業活動」についてお話しいただきました。
 最初の「プロコンの成長ステージ」では、独立後の成長過程を、1st、2nd、3rdの3つのステージに分け、各ステージの内容や注意点などをお話しいただきました。苦労した経験や成功体験を、笑いも交えながら情熱溢れる語り口で受講生に伝えられました。受講生からは、具体的でイメージしやすく、分かりやすいと好評でした。
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 続いての「プロコンの商品づくり」では、オリジナル商品の作り方や価格戦略、各ステージにおけるポイントについて解説いただきました。価格戦略は、独立後もっとも悩むポイントの一つです。受講生にとっては、大いに参考になったことでしょう。
 最後の「プロコンの営業活動」では、受講生が独立後、プロコンとして活用できる具体的なノウハウが盛りだくさん。一つでも二つでも自分のものにしようと、受講生は真剣に聞き入りました。
 小畑講師は常々、「明日から何をするかを考える」ことを強調されます。「知っている、分かっているだけでは、ビジネスの役に立たない。行動を変えることで結果が変わる」ことが受講生の皆さんの腹に落ちたと思います。
 講義に続いて、東松講師によるグループワーク「本質的原因の掴み方と課題設定」が行われました。
 経験の浅いコンサルタントは、目の前にある現象(結果)をそのまま問題点と判断し、それに対する助言をしてしまうという失敗に陥りがちです。真の問題点が見えないまま助言をするため、真の解決に至らないという結果になってしまいます。
 問題解決をするには「なぜ?なぜ?なぜ?」と探究を深めていき、真の問題点を見出す必要があります。「なぜなぜ」を繰り返すことで本質的原因が特定でき、本質的原因が把握できるからこそ、効果的な解決策を生み出すことができます。
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 受講生の皆さんは、限られた時間の中、ワークやグループディスカッションを通じて、自分では気づかなかった多くの学びが得られたことと思います。実際の診断の場でこの手法を使いこなせるよう、さらなる研鑚が求められます。
 第3回最後のカリキュラムは、「プロコン商品企画」と「プロコン・スタートアッププラン」をテーマに、受講生への個別アドバイスです。受講生それぞれが、自分の強みを活かした商品づくりと行動計画を事前に策定し、講師が受講生一人ひとりにアドバイスしました。
 経験豊富な講師陣からみっちりとアドバイスを頂ける、とても貴重な時間です。受講生は、今後の自身の方向性について、多くの気づきがあったことでしょう。これを機会に、自身のプランをさらにブラッシュアップされることを期待します。
 講義終了後には、恒例の懇親会が開かれました。懇親会3回目ともなると、受講生同士・講師とも話す機会が増え、プライベートな話や本音トークも展開され、場は自然と盛り上がりました。
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 第4回は、来年1月9日(土)に開催予定です。次回はプレゼン演習も行われます。企業診断も同時並行で進行するため、受講生の皆さんにとっては大変ですが、しっかりと準備をして臨まれることを期待しています。