第10期プロコン育成塾 第3回が開催されました!

12月に入り急に寒さが増し、本格的な冬の到来となりました。

そんな中、126日(土)に第10期プロコン育成塾の第4講が開催されました。

 小畑講師による「プロコンの商品作りと営業力」では、「プロコンの成長ステージ」、「商品づくり」、「営業活動」についてお話しいただきました。

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 最初の「プロコンの成長ステージ」では、独立後の成長過程を3段階のステージに分け、各ステージでの状態や、やるべきこと、注意点などを時系列でお話しいただきました。成功話や苦労話を織り交ぜた体験談は、具体的で実感が湧きやすく、分かりやすいと好評でした。

 次の「プロコンの商品づくり」では、オリジナル商品の作り方や価格戦略、各ステージにおけるポイントについて解説いただきました。

 最後の「プロコンの営業活動」では、チャネルとアプローチの仕方、プロモーション手法など、受講生が今後プロコンとして活用できるノウハウを惜しげもなく話していただきました。

受講生のみなさんはそれをすべて吸収しようと真剣にメモをとり、耳を傾けていました。小畑講師の迫力ある話し方や聞き取りやすい口調、笑いを誘う技術は、受講生にとって知識だけでなく、プレゼンの技術を学ぶいい機会になったことと思います。

 講義に続いて、柳講師と東松アドバイザーによるグループワーク「本質的原因の掴み方と課題設定」が行われました。

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 診断の場において、新米のコンサルタントが陥りやすい失敗は、経営者の言葉を鵜呑みにして、目の前にある現象(結果)をそのまま問題点と判断し、それに対する助言をしてしまうことです。そのため、真の解決とならないまま診断が終わってしまうのです。

 本来、問題点とは、目の前にある現象とその企業が目指す「あるべき姿」とのギャップが引き起こした結果であり、「現象=問題点」ではありません。そのため、問題解決をするには「なぜ?なぜ?なぜ?」と探究を深め、真の問題点を洗い出すことが重要となります。いわゆる「なぜなぜ問答」を繰り返すことで本質的原因が特定でき、解決策が見出せます。

 短時間ではありましたが、グループワークによって、自分では気づかなかった問題点や、数ある意見の中から本質的原因を特定するディスカッションにより、多くの学びが得られたことと思います。実際の診断の場でもぜひこの手法を思い出し、実践できるようになっていただきたいものです。

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 この日最後のカリキュラムは、受講生への個別アドバイスでした。テーマは「プロコン商品企画」と「プロコン・スタートアッププラン」です。各受講生が、自分の強みを活かした商品づくりと行動計画を策定し、講師が受講生一人ひとりにアドバイスしました。

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 受講生からは、「やるべきことが明確になった」、「いろいろな角度から指摘を受けた」、「ブラッシュアップの必要性を感じた」など、数々の感想が寄せられ、多くの気づきがあったことがうかがえます。自身の歩み方について大先輩から意見をいただける、貴重な機会になったことでしょう。受講生のさらなるブラッシュアップが楽しみです。

 講義終了後には、恒例の懇親会が開かれました。特に本日は演習や個別アドバイスなど、受講生同士・講師とも話す機会が多かったので、各テーブルは自然と盛り上がっていました。仕事以外のプライベートの話や本音トークも炸裂し、予定時間もあっという間に過ぎていきました。

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 次回の第4講は、来年110()の開催予定です。各自のプレゼン演習も行われます。企業診断も同時並行で進めなければならないため大変ですが、時間のやりくりとプレゼン準備をしっかり行い、万全の体調で臨んでいただけることを期待しています。