第9期プロコン育成塾 第4回が開催されました!
1月の寒さを噛み締めながら、休日の朝に熱い想いを持った仲間が集まりました。
2014年1月11日(土)、プロコン育成塾第4講が開催されました。
座学としては本日が最終日。プロコン育成塾のインプットの締めくくりの日です。
主講義は「説得力を高める報告書の書き方」として、湯浅講師からお話をいただきました。
「書く」は、コンサルタントにとって必須のスキルです。どれだけ力があっても、提出物である報告書の質が悪ければ認められません。元新聞記者である講師自身の知識と経験を活かして、「読みやすさ」と「理解しやすさ」が高まる文章の書き方のポイントを講義していただきました。最後に、ある診断士が書いた報告書を実例として取り上げ、改善すべき点を解説していただきました。
午後のサブ講義は「独立1stステージにおける公的機関の仕事」について、柳アドバイザーよりお話をいただきました。
独立直後にどのようにして仕事を得るのかは、独立を目指す診断士にとって最大の関心事で共通の課題です。その課題に対して、「収入」「スキル」「人脈形成」の観点から、具体的な活動事例を紹介いただきました。また、仕事に対する心構えや信頼の大切さを切に話していただいたことは、先輩からの心のこもったメッセージでもありました。
最後に、ご自身の経験や周囲で起きた実例、そして公的機関の仕事の獲得方法や携わり方について、リアルな事例をお話しいただきました。受講生からは、「もっと聞きたい」という声が寄せられました。
午後の後半は、受講生によるプレゼンテーション演習が行われました。
前回の個別アドバイスを経て各自ブラッシュアップしてきた「プロコン・スタートアッププラン」について、順次プレゼンを行い、その場で講師・アドバイザーからプレゼン技術についての指導を受けました。
受講生一人一人に対し、口癖や発声、身振り手振り、指示棒やスクリーンの使い方、表情や所作に至るまで、あらゆる指摘とアドバイスを講師の先生方からフィードバックしていただきました。手厳しいフィードバックに衝撃を受け、また反発心を抱きながらも、一言一句を心に刻んで自身の成長に繋げていこうとする受講生の心境が、よく伝わってきました。この演習がプロコンを目指すうえで貴重な経験になったことは間違いありません。
次回の報告演習では、全員が改善したプレゼンを実施してくれると期待しています!受講生の皆さま、頑張ってください!
講義終了後は恒例の懇親会が開催されました。いつものように、講義では聞けなかった話やこれからの話に花が咲いていました。また、今回はお店から日本酒も振る舞っていただき、プレゼン演習のプレッシャーを乗り越えた受講生にとって、「お疲れさま」の一杯となりました。
次回は2月15日(土)、16日(日)の2日間にわたって経営診断報告会が開催されます。第9期プロコン育成塾のカリキュラムもこれが最後。現在実施している診断の成果物の発表であり、これまでの講義内容の集大成となる発表です。これからの一ヶ月が最も集中し、力量が向上する期間となるでしょう。
第8期までの修了生の方々も是非ご参加いただき、後輩たちへ講評をいただけましたら幸いです。