第7期プロコン育成塾 診断報告会が開催されました!!
第7期プロコン育成塾 診断報告会演習が開催されました!!
最近、少し寒さが緩んできたように感じる今日この頃です。
皆さんお元気でしょうか?
さて、プロコン育成塾のハイライトである診断報告会演習が、2月18日(土)と19日(日)の2日間で開催されました。報告会は1人40分で、プレゼンテーションを30分行った後、講師とアドバイザーから修正すべき点やアドバイスを10分間受ける形式で実施しました。
昨年の10月から始まった当塾での学びの集大成として、受講生自身が1人1社を診断した報告を行いました。
第1日目が8名(梅林さん、山野井さん、小新田さん、佃さん、東松さん、神馬さん、横山さん、石橋さん)、2日目に7名(人見さん、宮松さん、長谷部さん、北村さん、片山さん、中島さん、坪井さん)の受講生が順次発表していきました。
講師・アドバイザー・修了生の前でのプレゼンテーションという非常にプレッシャーのかかる場面で、受講生の皆さんが自ら調査した診断企業の問題点をあげ、改善策を提案していました。受講生の表情には緊張感だけでなく、診断を始めてから約2か月間半、精一杯行ってきた一生懸命さが伺えました。
受講生の思いに答えるように、講師・アドバイザー・修了生から鋭く厳しい指摘や的確なアドバイスがありました。
受講生にとってこれまで経験したことないプロコンの厳しさを実感し、自分たちに欠けていた視点などを気付かされたのではないでしょうか。
指摘事項をいくつか挙げると次のとおりです。
(プレゼンの仕方)
・パワーポイントが単調で、メリハリがない。
・プレゼン中に顎が上がらなくなっており、自分の見せ方がすごく改善されている。
・スクリーンを見ている時間が長いので、もっと前を見て話すようにすべきである。
・体をくねらせる癖がかなり改善しているが、もっと注意すべきである。
・とても熱いプレゼンです。「やってもらいたい」という想いがひしひしと伝わってきました。
(報告書)
・短い文章で端的に述べられているが、唐突に終わっている印象を受ける場合もあるので、状況に応じてもう少し書き込むことも必要である。
・一文が長く、全体的に右に文章が寄っているために読みづらい。
・フォント10.5は小さい。年配者に呼んでもらう場合は12にすること。
・漢字使用率が高く、硬い感じを与えて読みづらい。
(提案)
・提案の量が多く、社長が1人(従業員を巻き込んでもたった2人)では実行できない。中身が濃くても、やる気を促さない報告書は紙くずにしかならない。(アクションプランをつけて時系列で示すとよい)
・損益分岐点の分析を行い、売上向上策を提案しているが、損益分岐点を引き下げる可能性や収益性改善の可能性など、もっと根本的なところを考えること。
・最後の「一つでもいいから実行してください!」はおかしい。「全部実行してもらわないと困ります!」という姿勢で臨まなくてはいけない。
・ビジネスモデルを変えるのはリスクが高く、店主のエネルギーと、もっと厳密な調査が必要となる。店主の言うとおりにするのではなく、店主を止めることもコンサルの役目である。
・「店長が製造業務に時間を多く割かれている」という部分が根本的な問題ではないか。本質的な問題を改善しないと、根本的な解決にはつながらない。
・提言について、自分の知識の乏しいところはしっかり補うこと。深い知識を持って提言できないのであれば省く。
・現場調査に基づく提案は現実味があり、説得力がある。
梅林さん プレゼンテーション風景
山野井さん プレゼンテーション風景
小新田さん プレゼンテーション風景
佃さん プレゼンテーション風景
東松さん プレゼンテーション風景
神馬さん プレゼンテーション風景
横山さん プレゼンテーション風景
石橋さん プレゼンテーション風景
人見さん プレゼンテーション風景
宮松さん プレゼンテーション風景
長谷部さん プレゼンテーション風景
北村さん プレゼンテーション風景
片山さん プレゼンテーション風景
中島さん プレゼンテーション風景
坪井さん プレゼンテーション風景
プレゼンテーション終了後、大場塾長より最終講義がありました。プロコンまでの5つのステップとプロコンとして守っていくべき10か条を説明いただきました。コンサルの厳しさを体験した受講生にとって、プロコン10か条が心に響いたのではないでしょうか。
そして、当塾第7期も閉会を迎えることになりました。今回の診断実務発表会の3位から優秀者、最優秀者に対して表彰が行われました。
表彰を受ける片山さん、宮松さん、横山さん
その後、受講生への修了証書授与、講師・アドバイザーからのコメントが行われ、滞りなくプロコン育成塾第7期を締めくくることができました。
閉会後は、講師・アドバイザー・修了生と受講生で打ち上げ会が開催されました。総勢?名の多人数です。受講生それぞれから第7期の総括コメントをいただきました。いくつか挙げると次のとおりです。
・知らない内に身についているスキルなどがあり、そこを設計されているカリュキュラムは素晴らしかったです。
・カリキュラムが非常に充実しており、大変満足しております。今後もプロコン育成塾が末永く続いていくことを願っております。ありがとうございました。
・私たちを育てるために相当な力をかけていただき、本当に有難く思います。早く本当の意味で卒業できるよう精進していきたいです。
・精神的にきついなと感じることもありましたが、逆にこのように言っていただける機会はないと思います。このこと忘れず、プロコン目指してがんばっていきたいと思っています。ありがとうございました。
このプロコン育成塾が受講生にとって素晴らしい経験・機会の場であったことを再認識いたしました。その後、修了生からコメントをいただき、最後に講師・アドバイザーより受講生への激励コメントをもって打上げ会は終了しました。
その後の2次会では、この2日間のプレッシャーから解放された受講生が歌を熱唱し、また講師・アドバイザーや受講生同士で更なる親睦を深めました。
非常に楽しい時間を過ごすことができました。
プロコン育成塾第7期のカリキュラムはこれで終了致しました。しかし、「本番」はこれからです。診断企業への報告会が残されています。講師・アドバイザーからいただいたアドバイスを踏まえ、よりブラッシュアップした報告書で報告会に臨んでいただきたいと思います。
受講生の皆さん、5ヶ月にわたる学習、本当にお疲れ様でした。
この塾で学んだことを活かし、これから皆さんが活躍されていくことを祈念しています。