第7期プロコン育成塾 第2講が開催されました!

朝晩と昼間の温度差が大きくなり、体調を崩される方も多いようですが、皆さんは体調など崩されていませんでしょうか?
 さて、11月5日(土)、プロコン育成塾の第2講が開催されました。
 第2講の主講義は、プロコン育成塾塾長である大場講師より、「経営コンサルティングの具体的な進め方」について講義いただきました。
 最初に、大場塾長の自己紹介とコンサルタントとして独立するまでの経緯、研修における最初のつかみのとり方などをお話しいただきました。プロのコンサルタントを目指す受講生にとって、大変興味深いお話であったと思います。
 続いて、プロのコンサルタントとして活動していくために、経験に裏付けされた心構えを、事例を交えてお話しいただきました。大きく4つの心構え(使命感や120%の仕事など)をお話しいただきましたが、どれ一つ欠けてもコンサルタントとして成り立たない大切な心構えばかりでした。この心構えを理解せずに独立すると失敗してしまうので、受講生の皆さんにはしっかり心に留めていてほしいと思います。
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 次に、コンサルティングの進め方のお話がありました。受講生の皆さんがこれから経営診断する場合に、どのように行っていくのかを順を追ってご説明いただきました。初回訪問するまでの事前準備の重要性について、インターネットを駆使し、時には覆面調査を行なうなど詳細な情報を収集し、綿密に仮説設定を行うなど、具体事例を踏まえてお話しいただきました。
 この後、コンサルティングにおける初回訪問時のポイントや注意事項をお話しいただきました。初回ヒアリングが「勝負の場」であり、コンサルタントとして信頼を勝ち取るための大切な場である。だからこそ、事前準備や振る舞いが重要であることを、受講生に認識したことと思います。
 また、長年培ってきたカウンセリング技術を、惜しみなくお教えいただきました。そして、ロープレを交えてその有効性を体験し、受講生にとって素晴らしい経験ができたのでないでしょうか。ロープレを終えた後の受講生の驚きや、新しい気付きを得られた満足げな表情が、とても印象的でした。
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 続いて、改善策を見つけ出すために、どのように考えていけばいいのかをお教えいただきました。問題点を把握することが必要ではあるが、数多くある問題の中から根本的な原因が何かを慎重に見極めることが最も重要である。そのために、どのような方法や考え方を用いていけばいいのか」を、具体的な事例やツールを示しながら、ご説明いただきました。
 最後に、報告書の書き方をお話しいただきました。「書き出しは結論から」や、「明朝とゴシックの使い分け」、「見出し番号の打ち方」など、長年の経験に裏づけされた、相手にとって見やすくて読みやすい報告書とはどのようなものなのかを、丁寧にご説明いただきました。
 主講義が終了後、受講生が作成した「プロコン商品企画」に対して、講師・アドバイザーから個別アドバイスが行われました。受講生が講師・アドバイザーと向き合う姿勢は、真剣そのものでした。講師・アドバイザーが受講生のことを思い、時には厳しいアドバイスをする場面などもあり、大変充実した時間でした。
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 講義終了後は前回と同じく、懇親会が開催されました。講義での緊張感を解放するかのように、話の尽きない非常に盛り上がった懇親会となりました。
 受講生の皆さん、当日はお疲れ様でした!
 次回の第3講は12月3日(土)、神戸市産業振興センターにおいて
(1)小畑講師からの「プロコンの商品作りと営業力」をテーマとした主講義
(2)高越アドバイザーからの「中小企業特有の財務諸表の見方」のサブ講義
(3)ワーク③「プロコンスタートアッププラン」個別アドバイス
の3部構成で開催されます。