第18期プロコン育成塾 第6回が開催されました
プロコン育成塾の集大成となる経営診断報告会演習を、12月17日(土)~18日(日)の2日間に開催しました。
本演習は、塾生それぞれが9月から独力で取り組んだ経営診断の結果を発表する場です。後日実施する経営者への最終報告を想定し、30分間のプレゼンテーションを行います。
恒例のくじ引きで発表の順番を決めた後、1日目に9名、2日目に6名のプレゼンテーションを実施しました。
プレゼンテーションを終えると、講師と修了生から、質疑やフィードバックがあります。塾生たちが分析した内容や改善提案について、次のような指摘がありました。
- 当塾のカリキュラムで学んだことを、報告書作成やプレゼンテーションにしっかりといかせているか。
- 自身の経験やキャリアをいかしたコンサルティングや具体的な提案ができているか。
- 改善すべきポイントが数多く列挙されているが、どれを優先すべきか絞り込みが必要。
- 想いが強すぎると、口調や言葉遣いによっては経営者に威圧感を与えてしまう。また逆に、想いが伝わってこないと、経営者や会社を動かすことができない。
- 経営者の想いの反映は必要だが、経営者の想いに振り回され過ぎてはいけない。バランスが大事。
毎年経営診断報告会演習には、当塾の修了生にオブザーバーとして参加していただいています。今年は第17期までの修了生が参加し、自己紹介では受講した当時の自身を振り返りながら、塾生にエールを送りました。発表後の休憩時間にも、さらに個別の気づきを塾生に伝えるなど、講師のみならず修了生も一緒になって後輩を育てるのが当塾の伝統です。
この日に向けて一生懸命に取り組んできた塾生たちの発表に対し、厳しい指摘がありましたが、この裏には塾生への期待が込められています。今後のさらなる成長を願う講師・先輩方の想いが会場内にあふれていました。塾生にとっては、今後の活動の大きな糧となったことでしょう。
発表演習の後は、振り返りの講義です。各講師がそれぞれの分野について講評を行い、塾生全体の傾向を踏まえ、今後のコンサルティングに活かせるようコメントやフィードバックがありました。
最後に小畑塾長からは大切な3つのお話がありました。
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- 提案が企業の本質に届いているか
- 企業に寄り添い、同じ方向を向いているか
- whatやhowだけではなくwhyを伝えることが大事
もっと中小企業のことを学んで経営者や企業を動かせるようにと塾生たちを激励しました。
新型コロナの感染状況が落ち着いていることもあり、2日間の発表演習の終了後には懇親会を行いました。塾生たちはそれぞれの反省点や今後の抱負について発表し、講師たちが温かく労いました。
塾生は今後、2日間の演習で受けた指摘や自ら感じた課題を踏まえて報告書をブラッシュアップし、企業での最終報告会に臨みます。
塾生の皆さん、残りの期間のさらなるご健闘を願っています。