第17期プロコン育成塾第６回が開催されました

12月11日(土)～12日(日)の２日間、プロコン育成塾の集大成となる経営診断報告会演習を行いました。

この演習は、各塾生が9月から独力で取り組んだ経営診断の結果を発表する場です。経営者への最終報告を想定し、35分間のプレゼンテーションを行います。
まずは、プレゼンテーション順を決めるためのくじ引きです。皆さん緊張した面持ちで自分のくじを見つめています。

順番決定後、１日目に６名、２日目は５名のプレゼンテーションが実施されました。

プレゼンテーションの後には、講師・アドバイザーから、質疑やフィードバックがあります。分析内容や改善策について、次のような指摘がありました。

・外部環境分析は全国の話でなく、診断先企業の商圏分析や競合分析をしっかりやること。

・社長の話をまとめるだけでなく、気付いていない盲点や時には厳しい事も伝える必要がある。

・思い付きの提案でなく、分析結果に基づいた根拠のある提言内容とすること。

・理論ではなく、企業が今やっている事に寄り添った対策とすること。

・最初にあるべき姿を設定し、現状とのギャップから分析をスタートすること。

当塾第16期までの修了生たちも毎年、オブザーバーとして参加してくれます。修了生からも質疑やコメントがあります。単なる指摘だけでなく、ご自身の経験に基づいた具体的なアドバイスが多くありました。休憩時間にも、個別にアドバイスを受けている姿が見られました。当塾の先輩として、後輩を育てたいという想いが伝わってきました。

プロコンとして独り立ちをした後に、このような指摘を受ける機会はなかなかありません。他の塾生の診断内容や指摘内容を聞くことも大きな学びとなります。厳しいコメントだけでなく、激励の言葉もあり、塾生にとって今後の活動の大きな糧となったのではないでしょうか。