第16期プロコン育成塾 最終カリキュラムを開催しました
2月6日(土)の最終カリキュラムの大半は、受講生各自の報告書案に係るグループ討議です。昨年12月の診断報告会演習を経て、受講生は再訪問して情報を追加収集したり分析方法や提案内容を見直したりして、内容を充実させてきました。その良否判断および更なるブラッシュアップを図るために、他者から意見や教えを乞うことが目的です。
受講生はグループに分かれて各自の診断内容を発表し、その後受講生同士でディスカッションします。提案内容の具体性や実現可能性、ストーリーの一貫性などにつき議論し、聞き得た意見を報告書の改善に繋げます。
独立すると、他人の報告書を見る機会はほとんどありません。他の受講生の報告書から好事例を知る、学びを得る良い機会となります。これも、このカリキュラムの狙いの一つです。
ディスカッションの後には、講師からのコメントやアドバイスがあります。各受講生が自身の担当講師以外の先生方から意見を聞けるため、視点の違いから思わぬ新たな発見もある貴重な機会となります。
グループ討議の後は修了講義です。
「プロコン10か条」が配付され、大場塾長からプロコンとしての心構えやあるべき姿について、ご自身の経験談を交えて講話いただきました。条文一つひとつに意味があり、重みがあります。受講生は塾での経験をとおしてあらためて実感したことでしょう。
その後は修了証の授与式です。
塾長から塾生一人ひとりに対して、温かい激励の言葉とともに修了証が授与されました。
最後に、講師とアドバイザーおよび事務局から、受講生に対するはなむけの言葉が述べられました。
そして、受講生からも修了した感想等、一言ずつコメントしていただきました。
・金融機関出身者として、ものの見方が偏っていたことを気づかされた。
・「120%でやり切れ!」の意味が分かった。大場塾長からの赤ペンいっぱいの添削に「ここまで見てくれたのか、こういうことか」と感じた。同じことをある中小企業に自分が実践してみたら、とても喜んでもらえた。
・「大人が本気で泣かされる塾」と聞いていたが、来てよかった。泣きそうなことも沢山あったが、診断士としてのマインドセットができた。受けていなかったら今の自分は全然違っていたと思う。
・自信になったことは、山積みの課題ができたということ。なりたい姿が描けた。
・独立して不安しかなかったが、自分の至らないところが分かって、不安が和らいだ。
などなど、大変だったこと、学び得たこと、それぞれの思いを発してもらいました。
本来なら例年どおり最終講義の後の「打ち上げ」にて美酒に酔いしれ、その場で思う存分発言してもらいたかったところです。しかし残念ながら、今年はコロナ禍でお預けです。皆さんの最終報告が済んだ頃、落ち着いた頃に懇親会を実施することをアナウンスしました。
これで第16期プロコン育成塾は、講義の全カリキュラムが終了しました。
今後は各受講生による報告書の仕上げと、診断先での最終報告会が待っています。受講生の皆さんと診断先企業の双方にとって最高の報告会となるよう、心より願っています。最後まで応援しています!