診断報告会演習を開催しました!

12月15日(土)と16日(日)の2日間、プロコン育成塾の集大成となる診断報告会演習を開催しました。
この演習は、各塾生が担当企業で取り組んだ経営診断の結果を発表する場です。経営者への最終報告を想定し、35分間のプレゼンテーションを行います。




プレゼンテーションの後には、講師全員とアドバイザーから、質疑やフィードバックがあります。
分析内容や改善策について、次のような指摘がありました。
・問題提起の根拠となる分析が甘い。
・分析結果から導いた提案が一般論になってしまっている。
・社長の思いも大切だが、それだけにとらわれず、実現可能性を検討すべき。
・新市場の開拓を提案する前に、既存市場における伸びしろや当社の強みをしっかり分析すべき。



この演習には、今までの当塾修了生もオブザーバーとして参加してくれました(2日間で計14名)。修了生からも質疑やコメントがあります。
演習の場にいる全員が真剣です。
厳しいコメントも多くありますが、診断士として独り立ちした後には、このような指摘を受ける機会はありません。塾生も真剣にメモを取ります。



しかし、厳しいだけではありません。
診断先企業への最終報告をより良いものにするためのアドバイスや、激励の言葉もあります。塾生にとっては今後の活動への大きな糧となったのではないでしょうか。


演習の後には、振り返り講義があります。
「文章力・プレゼンテーション力」、「診断能力」、「財務分析力」「本質的原因の掴み方」「改善提案力」「全体講評」の各項目について、講師全員と協会の柴谷会長からコメントがありました。
その後、講師陣が各塾生の発表内容を評価した採点結果が配付されました。



講義終了後は、恒例の懇親会です。
修了生の方々にもご参加いただき、いつも以上に賑やかな会となりました。塾生の皆さんも緊張感から解放され、お酒も会話も弾んでいたようです。



今後は、演習で受けた指摘を踏まえて報告書をブラッシュアップし、2月1日(土)の最終回にて塾生同士で再検討し合います。
塾生の皆さん、もう一段上のアウトプットを目指して、残りの期間がんばってください。