第15期プロコン育成塾 西嶋講師からの第5講(11/9)要旨のご案内
第15期プロコン育成塾受講生へのメッセージ
第5講 担当講師 西嶋 衞司
第5講「セミナー・研修の企画&受注の具体的方法」を担当する西嶋衞司です。第15期生の皆さん、よろしくお願いいたします。
私は、58歳誕生日の2日前に長年勤めていた企業を退職し、中小企業診断士として独立しました。そして当塾を第9期生として受講し、プロコンのイロハを教えていただきました。
企業に長年勤務し活躍してこられた方が、中小企業診断士として独立後活躍されているかというと、必ずしもそうではありません。退職後、中小企業診断士として引き続き活躍するためには、押さえておかなければならないポイントがあります。私自身の経験も踏まえて、こういう点でも皆さんのご相談に対応ができれば大変うれしく思います。
さて、多くの中小企業診断士がセミナー・研修の講師をされています。しかし、仕事としてのセミナー・研修講師の位置づけは、中小企業診断士によって大きく異なるようです。「活動の中心に据えている方」、「当面の生活のために講師活動する方」など、さまざまな価値観があるでしょうが、第5講では「中小企業診断士の仕事としてのセミナー・研修講師」という視点で講義を進めたいと考えています。
主催者やエージェントから信頼を得てオファーが殺到する講師となるためには、講師専業のプロフェッショナルをはじめとする、多くのライバルを押さえて選ばれる「特長(強み)」がなければなりません。「専門的な知識を豊富に持っている」、「説得力ある上手な話し方ができる」だけでは、一流講師にはなれません。主催者やエージェントを納得させる内容(コンテンツ)と現場(職場)で実際に展開できる実践性などが求められますが、これらに中小企業診断士ならではの視点が入っていてほしいものです。
残念なことに、三流講師扱いのエージェントに振り回されたり、軽い気持ちで交わした講師契約が原因で中小企業診断士活動に支障をきたしたりなど、喜べない事例も多く耳にします。一方で、セミナー・研修の講師活動からコンサルティングに発展し、中小企業診断士活動の幅を広げている方も多くいます。
本講では、研修企画やカリキュラム、テキストのつくり方等のポイントをお伝えするだけではなく、「中小企業診断士らしい一流講師」になるために必要な知識・ノウハウをわかりやすくお伝えします。
開講まであと少しとなりました。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。