第6期プロコン育成塾 第2講が開催されました!


ここ数日で朝晩の空気が一気に冷たくなりました。
今年は寒暖の差が激しく体調を崩されている方も多いようですが、皆さんお元気に過ごされていますか?
 さて、11月13日(土)、プロコン育成塾の第2講が開催されました。
 第2講の主講義は、プロコン育成塾の塾長である大場講師の「経営コンサルティングの実際」についてでした。
 最初に大場塾長から講師としての振る舞いについてお話がありました。研修テキストは漏れなくしっかりと書く、最初に笑いをとって受講生を惹きつける、話すときはZ字に目線を動かす、ボディアクションの大切さ、そして話し方の詳細に至るまで、余すところなくノウハウを披露していただきました。受講生の皆さんは、これから人前で話す場面が増えてくると思いますが、そのときには、今日の話が大いに役に立つことと思います。
 続いて、プロとはいかなるものか、コンサル理念が如何に大切か、そして常に「120%」で応えるなど、プロコンとしての心構えについて教えていただきました。
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大場講師による講義
この後、実際の経営コンサルティングの進め方についてお話がありました。仮説設定力や覆面診断という事前準備の重要性、及びコンサルティングにおける初回訪問時のポイントやカウンセリング技術など実践で培ったノウハウを、カウンセリング技術のロープレも交えながら教えていただきました。受講生の皆さまにとって、これから実際に行う経営診断に向けてとてもよい勉強になったのではないでしょうか。
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カウンセリング技術ロープレの様子
本質的原因探究や方向性案の手法の説明に続いて、大場塾長が実務で実際に使用しているツールを交えて、具体的な報告書作成に関するノウハウを惜しみなく伝授いただきました。事前にファイルベースで提供したSWOT分析ツール(製造業向けとスーパー向けの2種類。これは毎年、受講生全員に当塾の特典として無料提供しているものです)は、内部環境分析だけでも着眼点が約160もあり、受講生にとっては大変貴重なツールとなることでしょう。
 最後に、経営診断先での報告会における注意事項も詳しく教えていただきました。説得の3要素や成果物を残すこと等、受講生の皆さまには実際の報告会で是非活用いただければと思います。
                
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具体的な診断事例の講義
 続くサブ講義は、柴谷講師から「公的機関からの業務について」お話がありました。独立したての中小企業診断士が、いきなり民間の仕事を受注するのは難しく、まずは行政の仕事から受注していくことの大切さを教えていただきました。
 そして、その行政からの仕事を受託する場合には、失敗は許されないこと、一度失敗したら敗者復活はないこと等の注意すべきことや、どのように行政の仕事を獲得していけばいいのか、そのノウハウを惜しみなく提供していただきました。独立したての第一歩をどのように踏み出し、次に何をなすべきか、受講生の皆さんにとっては、とてもリアルで役に立つ情報になったことと思います。
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  柴谷講師によるサブ講義
 後半は、プロコン商品企画フォームに関する個別アドバイスが各講師・アドバイザーから受講生に対して行われました。受講生の方にとっては、独立後に進むべき方向性が見えてきた貴重な場になったことでしょう。
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個別アドバイス風景
 
 そして、いよいよ!
 受講生がこれから経営診断を行う企業と担当講師の発表がありました。
 受講生の皆さんには2月の診断報告会まで、実際に経営診断を行っていただきます。今年も「一人一社」を担当し、独力で対応していく中で「真のコンサルスキル」を習得してもらいます。受講生の皆さんもやや緊張の面持ちで発表を聞かれているようで、その姿がとても印象的でした。
 講義終了後は前回と同じく、懇親会が開催されました。講義での緊張感を解放するかのように、話の尽きない非常に盛り上がった懇親会となりました。
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大いに盛り上がった懇親会
 受講生の皆さん、当日はお疲れ様でした!
 次回の第3講は12月4日(土)、神戸市産業振興センターにおいて
(1)小畑講師からの「プロコンの商品作りと営業力」をテーマとした主講義
(2)湯浅アドバイザーからの「説得力を高めるプレゼン方法」のサブ講義
(3)ワーク③「プロコンスタートアッププラン」個別アドバイス
の3部構成で開催されます。
受講生の皆さまには、体調を整えて臨んでいただきますようお願いいたします。