兵庫県支部「第6期プロコン育成塾」が開講しました!!

 
2010年10月9日(土)10:00。
ついに第6期プロコン育成塾が開講しました。あいにくの空模様ではありましたが、逆に受講生の高ぶる気持ちを落ち着かせるような、そんな雰囲気の中での始まりでした。
 当塾もついに6期目を迎えることとなり、これまで5期にわたり積み重ねてきたノウハウを活かし、民間に通用するプロ・コンサルタントを輩出する機関としてさらにブラッシュアップして.スタートいたしました。
 
 緊張感が漂う雰囲気のなか、まず初めに大場塾長から開講の挨拶がありました。本物のプロコンとしての心構えや当塾の歴史・意義について短い時間ではありましたが、お話をいただきました。受講生の気持ちを瞬時に捉える内容に、当の受講生もさらに引き締まった気持ちで開講を迎えることができたのではないでしょうか。
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           大場塾長開講の挨拶
 次に、受講生10名の方々の真剣な表情に応えるかのように、福島講師、小畑講師、そして柴谷アドバイザーから受講生に対し激励のメッセージをいただきました。
 続いて、受講生の自己紹介です。高まる雰囲気に呑まれることなく、しっかりとした口調で自身の経歴や当塾に参加した動機、さらには当塾に期待することなど、各受講生が真摯な思いをスピーチしました。
実は、この自己紹介は各受講生の口頭表現力のチェックでもあるのです。プロコンにとって「話す力」は最重要のスキルだからです。
受講生の自己紹介終了後、大場塾長から話し方に関する講評がありました。
「『えー、あの』を多用しない」「(前を見ず)ホワイトボードのほうを見て話すのは失礼なこと」「身体を揺らさない」「抑揚をつけて話す」「早口にならない」など、プロの目からみた鋭い指摘がありました。チェックされていたとは思いもよらなかった受講生にとって、衝撃的な時間だったのではないでしょうか。
 その後、第1講「プロコンの資質と能力開発」のテーマで、福島講師から講義が行われました。プロのコンサルタントとしての資質、条件等を自身の体験も交えて具体的かつ分かりやすく説明していきました。
また、一方的な講義ではなく、事例を挟んで受講生一人ひとりと対話しながら参加意欲を高める工夫もあり、受講生の緊張も徐々にほぐれたのか多くの質問が飛び交う、非常に充実した講義となりました。
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         福島講師の対話形式による講義風景
 主講義の後は、事前作成の「スキル洗い出しシート」を基に、講師・アドバイザーと受講生との個人面談が行われました。これは、受講生自らが認識している財務やマーケティングなどの得意分野と、基本技能としての話すスキル・書くスキルにおける強み、弱みを自己評価に対し、講師・アドバイザーがコンサルタントとして通用するレベルかどうかを評価し、具体的なアドバイスをするものです。
 
 自らが考えていることと、講師・アドバイザーの評価とのギャップを知り、それについて具体的なアドバイスを受けて、自身が進むべきコンサル像を見つめなおしていただきます。受講生にとっては、漠然と考えていた方向性が整理されるばかりでなく、自己評価の低い実績・スキルが実はコンサルタントとして通用しやすいものであったと、新たな気づきを得られる非常に良い機会になったと思います。
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     講師・アドバイザーによる厳しくも優しい個人面談
 何ともいえぬ充実感を感じながら、第1講目も無事終了しました。そして、受講生と講師・アドバイザーの先生とのさらなる親睦を図るため、懇親会が開催されました。
 
 懇親会ではプロコン育成塾の修了生の方にもご参加いただき、受講生に対する激励のメッセージをいただきました。少し前まで自分たちと同じ立場だった独立している修了生と親睦を深めることで、プロコンへの道をより身近なものに感じることができたのではないかと思います。
懇親会では、講義中の真剣さ漂う雰囲気とは打って変って、終始なごやかな雰囲気で笑いの絶えない懇親会となりました。講義中には聞けない生々しい話やプライベートに至ることまで、お互いの理解が深まる良い時間を過ごすことができました。
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     終始なごやかな雰囲気で開催された懇親会
 第6期のプロコン育成塾は始まったばかりですが、充実した成果を予感させる一日となりました。
 次回の第2講目は11月13日(土)、神戸市産業振興センターにおいて
(1)大場塾長からの「経営コンサルティングの実際」をテーマとした主講義
(2)柴谷アドバイザーの「公的機関からの業務について」のサブ講義
(3)ワーク②「自身の商品(企画)作り」
の3部構成で開催されます。
受講生の皆さまには、体調を整えて臨んでいただきますようお願いいたします。
(以上)