プロコン育成塾、報告演習が開催されました!

 2月とは思えない春の陽気を感じる中、プロコン育成塾の最終カリキュラムである経営診断報告演習が、2月13日(土)と14日(日)の2日間にわたって実施されました。
 報告演習は、一人30分間でプレゼンテーションを行い、その後、講師全員からのフィードバックを10分間受けます。フィードバックでは、
・先方の希望事項の診断に偏りすぎ。これ以外にも問題を見つけ、気づかせること。
・意味のない分析が多すぎる。この規模の会社でここまで財務分析する必要があるのか!
・全般的に分析が浅い。経営陣の言うことを鵜呑みにせず、自分の眼で確認すること。
・そもそも分析ができていないため、全く根拠のない改善提案になっている。
・提案した改善策は実行済みなのか?報告会で「答え」を出すのは実務補習レベルだ。
・本に書いてあるような一般論改善策を書いても意味がない。
・根本的原因を解消する改善策がない。これでは何の改善にもならない。
などなど、厳しい指摘や確認をされます。
 単なる知識や曖昧な論理からの思いつきでは、報告書として認められません。非常に厳しいフィードバックを受け、受講生の皆様もプロコンの厳しさを実感したことと思います。
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 そして、最終日の午後からは、全体の振り返り講義として、各講師からプレゼンテーション力や改善策提案力など評価項目ごとの総評をお話しいただきました。講師から厳しい指摘もありましたが、独立をしてから助言される機会は基本的にありません。成果が出なければ、当然のように仕事を無くします。厳しいアドバイスは、次のステージに繋がるきっかけです。受講生の皆さんは、しっかり受け止めたことでしょう。
 また、オブザーバーとして第10期までの修了生の先輩方にも参加いただきました。先輩方からも受講生に労いの言葉やアドバイスをいただきました。
 その後、最終講義に入りました。テーマは「プロコン10か条」です。最終講義では、大場塾長から、プロとして活動していくための絶対に守るべき心構えが伝授されます。この「プロコン10か条」は、毎年少しずつ進化しつつ、プロコン育成塾の原点として脈々と受け継がれていきます。
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 最終講義のあとは、修了証書授与です。受講生の皆様は、晴れやかな顔で修了証書を受け取りました。
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 修了後はホテルの宴会場で懇親会です。修了生の先輩方も多数参加され、いつも以上に賑やかになりました。受講生の皆さんの、緊張から解放されたイキイキとした笑顔が印象的でした。
 第11期プロコン育成塾のカリキュラムはこれで終了しました。しかし、これは新たな始まりに過ぎません。まだ診断先での報告会も残されています。講師からの指摘・アドバイスを踏まえ、よりブラッシュアップした報告書とプレゼンで最終報告会に臨んでいただきたいと思います。
 第11期修了生の皆さん、約5か月間、本当にお疲れ様でした! 本塾で学んだことを活かし、「プロコン」を目指してがんばってください!