塾生の声をお届けします(髙倉さん)

プロコン育成塾21期生の髙倉啓成です。

昨年6月に中小企業診断士として登録し、現在は兵庫県中小企業診断士協会にて、総務委員会や各種研究会に所属しております。諸先輩方から具体的な経営支援ノウハウや、診断士としての立ち居振る舞いを日々学んでおります。

私は大学卒業以来18年以上にわたり、企業にて財務会計や経営企画の業務に従事してきました。その経験を強みとし、主に経営計画策定支援や財務分析、資金繰り改善といった領域のコンサルティングを行っております。

今回、プロコン育成塾に申し込んだ理由は、自身のコンサルティング活動に対する課題意識からです。幸いにも、これまでにご縁をいただいた企業様からは感謝のお言葉をいただくこともありました。しかし、私の中では常に「もっとこの会社の魅力を引き出せるはずだ」「見過ごしている本質的な課題があるのではないか」と感じていました。そこで、一流のコンサルタントはどのように取り組んでいるのか、思考や技術、ノウハウを習得したいと思い、今回の参加を決意しました。

第1回の講義で印象的だったのは、具体的なノウハウ以前の「プロとしての在り方」そのものでした。自身の志は何か。使命感はどこにあるのか。クライアントに120%の価値を提供するために、日々何を考え、どう行動するべきか。講師の先生方が強調されていた「コンサルタントとしての在り方」こそ、今後の活動の揺るぎない指針として心に刻まれました。

もちろん、具体的な手法についても濃密な学びがありました。実践的な分析手法、ヒアリングの技術と心構え、現場視察の着眼点、財務分析や業種別のチェックポイントなど、自身のスキルを磨く貴重な知見を得ることができました。

第2回の講義では、ヒアリングのグループワークを行い、自分ではできていると思っていた振る舞いが、他者からは全く違う印象に映っていることを同期生からの率直なフィードバックによって突きつけられ、反省するとともに、この環境のありがたさを痛感しました。まだ腹落ちしていないところもありますが、テキストを読み込み、実践を通して習得していきたいと思います。

これから診断実務が始まります。この塾で得た学びを武器に、企業の強みや課題を1つでも多く引き出し、その成長に貢献できるよう、フットワーク軽く行動してまいります。