第19期プロコン育成塾 第3回が開催されました
令和5年10月7日(土)に第19期プロコン育成塾の第3回が開催されました。
経営診断実習の開始後、初めてとなる講義です。
午前中は、東松講師による第4講「本質的原因の掴み方」の講義でした。現状分析や原因分析のポイント、原因を深掘りするフレームとして「心」・「技」・「体」の切り口の説明がありました。仮説と検証の繰り返しが本質的原因を掴むために重要であるとの話がありました。
午前の後半は第5講「改善提案、診断ストーリーの組み立て」の講義でした。目指すべき姿を設定し、一貫したストーリー展開をするためには、目先の問題にとらわれるのではなく、中長期的な方向性に基づいた根本的な解決が求められるとの説明がありました。その上で、改善提案を実行に移してもらうためには、相手の想いに寄り添うことが大事であるとの話があり、自分の思い込みや先入観にとらわれないことの大切さを学びました。
午後は只野講師による「原因分析、改善提案、診断ストーリーの体験ワーク」でした。
パン店を事例としたケーススタディに取り組み、グループごとにディスカッションしました。只野講師からは、解説を通じて、例年受講生が失敗しがちな経営診断プロセスの振り返りがありました。「知っている」から「できる」に近づくためには、どうしたらできるようになるかの気づきが必要です。今回得た気づきをこれからの経営診断実習に活かしていこうと、受講生は決意を新たにしました。
この日最後のカリキュラムは、プロコンとしての「スタートアッププラン」についての個別アドバイスです。事前に作成したスタートアッププランをもとに講師からアドバイスを受けました。これまでの業務経験の活かし方や、塾を通じて学ぶべきことなど個別のアドバイスがなされました。講師陣のアドバイスに耳を傾け、メモを取る受講生の姿からは、貴重な気づきと課題を得る機会となったことがうかがえます。
講義の終了後に、任意参加の懇親会が開催されました。今回は特別ゲストとして当塾の修了者が4名参加し、交流を図りました。美しい夜景と美味しい料理を楽しみながら、明日からの英気を養いました。