第14期プロコン育成塾 伊藤講師からの第6構、第7講(11/10)要旨のご案内
第6講、7講 担当講師 伊藤 康雄
プロコン育成塾第14期生のみなさん、こんにちは。伊藤康雄と申します。
私は当塾の3期生です。受講していたのは今から10年と少し前のこと。当時、私はまだ企業内で勤めている身でした。今、振り返ってみると、この塾を受講することを決めた時、受講後に自分がどのように成長していて、どのような未来が開けているか具体的かつ明瞭にイメージできていたわけではありません。しかし、相反することを言うようですが、とにかく大きな期待を抱いていたことだけは確かでした。そして、初日の講義を受けたときから、その思いがより確かなものになったことを、よく覚えています。
皆さんも受講前の今、同じような思いを抱いていらっしゃるのではないでしょうか。
私の場合、その後も当塾の講師の先生方や同期生をはじめとする修了生の方々と交流を続け、今日では様々な仕事をご一緒させていただいたりしています。
先に述べたとおり、当塾に申し込みをした際にはまだ企業内にいて、独立するとは思ってはいなかったことを考えると、隔世の感があります。まさに、十年一昔といったところでしょうか。
ところで、その後、講師として参加させていただくようになりました。その中で思っていることが一つあります。
それは、皆さんが一様にとても熱心である一方で、人によって理解の度合いに幾分、差があるようだということです。
この理解の度合いについて考えてみると、それは講師である私がお伝えしていることを表面的なテクニックとしてしか理解できていないのか、そうではなく伝えようとしていることの本質的な部分までを含めて理解しようとしているかの差であるように思っています。
(特に、私の講義の第6講は「見せ方」についても語っているので、前者のような理解をされることがあるのかもしれません。)
もちろん、私としては皆さんに後者の意識をもって理解していただきたいと思っています。そのためには、「7つの習慣」でスティーブン・コヴィー氏が「人格主義」と表現したことと同様に、皆さんがコンサルタントとしての人格、言葉を変えればコンサルタントとしての矜持を正しく持てるかどうかが問われることになると思います。
独立したばかりの頃はとかく、目先の仕事欲しさにスキルに走ったり、なんにでも手を出してしまったりしがちです。もちろん、日々の糧を得るためにはそうしたことが必要な時もあるでしょう。
しかし、そんな日々の中でも自分なりのコンサルタントとしての理想像を描き続けることや、なぜこの仕事を選んだのかという原点を大切にし続けることが何よりも大切だと思うし、そんな人が結果として成長できているように思います。
開講にあたって、ここでお伝えしたようなことを一度、少し考えてみる時間をとっていただければと思います。
それでは、お会いできる時を楽しみにしています。