第11期プロコン育成塾 第4回が開催されました!

 今冬は大変暖かい日が続いていましたが、冬らしい冷え込みを感じる2016年1月9日(土)、プロコン育成塾第4回目の講義が開催されました。
 新年最初の講義は、柴谷講師から「プロコンに求められる文章力」についてお話しいただきました。
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 プロコンには、現場でさまざまな書類を作成する能力が求められます。その重要性を考えずに作成すると、自己の評価を落とすことにもつながります。
 柴谷講師は、数多くの書類を作成したり見てきたりした経験から、書類の重要性を強く認識されています。その観点から「我々が作る書類は仕事の評価として残る結果であり、それは将来にも影響するものである」と、力説されました。
 また、ワークを通じて、受講生に文章要約力を自覚させるとともに、文章に対する感度も試されました。
 さらに実例として、実際の報告書を題材に改善すべき点を指摘し、要点を解説されました。柴谷講師が実際に作成した報告書や企画書なども披露してくれました。受講生にとっては、プロコンの現場で交わされている書類を見る貴重な機会になったと思います。
 続いての講義は、伊藤講師に「説得力を高めるプレゼンテーション方法」についてお話しいただきました。
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 プロコンは、セミナーや研修の講師として人前で話す機会が多く、また、経営者へのプレゼンスを高める意味でも、プレゼンテーション能力は必須の能力といえます。しかし、プレゼンテーション能力に気を配っている診断士は、意外と少ないのが現状です。
 プレゼンテーション能力を高めるには、さまざまな手法があります。しかし、手法を学ぶだけでは相手には響きません。説得力を高めるためには、自己を正しく認識して、自分の言葉で話すことが重要であり、「形式で話すだけでは相手には響かない」と、強調されました。また、プロらしさを印象付けるための立ち居振る舞いや服装などのお話しもされました。
 午後の講義は柳講師による「独立1stステージにおける公的機関の仕事」として、独立間もなくの仕事の受注に関するお話をいただきました。
 独立直後にどのようにして仕事を得るのかは、独立を目指す診断士にとって最大の関心事です。その課題に対して、「収入」「スキル」「人脈形成」の視点から、お話をいただきました。特に、仕事に対する心構えや信頼の大切さを強調されたことは、受講生にとって非常に参考になったと思います。
 最後にお話しされた実際にあったNG集では、受講生から笑いが起こるとともに、自身の身に置き換えて考えられたことでしょう。
 最後のカリキュラムは、受講生によるプレゼンテーション演習です。
 前回の個別アドバイスを経て各自ブラッシュアップしてきた「プロコン・スタートアッププラン」を題材に、順次プレゼンを行い、その場で講師からプレゼン技術についての指導を受けました。
 受講生一人ひとりに対し、口癖や発声、身振り手振り、表情やしぐさに至るまで、あらゆる指摘を講師陣からアドバイスしていただきました。
 自分の話し方がどう見えているのかということを指摘されることは、めったにありません。自分では気が付いていない部分に対して手厳しいアドバイスを受け、受講生は驚きや恥ずかしさを感じたと思います。しかし、これを糧に、次回の報告会演習では改善されたプレゼンをしてくれることでしょう。
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 講義終了後は恒例の懇親会が開催されました。今回は、第3期修了生の馬場拓さんがゲストとして参加してくださいました。関西を離れ、遠く九州(宮崎県)で活躍されている馬場さんのお話は、受講生にとってはとても参考になり、馬場さんにたくさんの質問が寄せられました。このように修了生とのつながりを持つことができ、貴重な体験談を聞くことができることが、プロコン育成塾の大きな魅力です。
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 次回は2月13日(土)、14日(日)の2日間にわたって経営診断報告会が開催されます。第11期プロコン育成塾のカリキュラムもこれが最後となります。受講生の皆さんにとっては、集大成となる発表です。今まで学んできたものをすべて発揮し、精一杯の報告をお願いします。
 第10期までの修了生の方々もぜひご参加いただき、後輩たちの発表を見守っていただけることを期待しています。