プロコン育成塾を修了して(大西眞由美氏)
プロコン育成塾第9期生の大西眞由美です。
先日、ようやく診断先の最終の訪問を済ませました。ですので、報告会の内容をこの場でお伝えすることはできませんが、この診断を通じて本当に様々なことを学ばせていただきました。今までご指導くださった先生方や同期の皆様に感謝の意も込めて、私が学んだことをこの場を借りてお伝えしたいと思います。
私の場合、同期の皆様とは異なり、診断先の社長と歯車が合わず、訪問のアポイントを取るにも気を遣うほどでした。そのため、分析も裏付けを取ることができず、当初予定していなかった調査や、違った角度からのアプローチも取り入れるなど、今回の診断にはかなり時間を要しました。
試行錯誤を繰り返しましたが、そのおかげで、報告書もいいものができそうです。まだ最終報告会を行っていないので何とも言えませんが、最後には「やってよかった」という感想を社長に持っていただければと思っています。
その中で、気づいた点の1つは、足で稼ぐ大切さです。裏付けデータがないなら、調査も自前でやり、傾向値をみることも大切だということでした。今まで、調査はきちんとした機関が行わないと意味がないと思っておりましたが、実際にやってみると傾向がつかめ、数字上では出てこない状況もわかり、1つの判断材料を得ることができました。
そして、もう1つは、違う角度からのアプローチも必要だということです。「社長が気づいていない点を指摘するのもコンサルの大事な仕事」と担当講師の先生から助言をいただき実際にやってみると、問題の真因となる事象が明らかになりました。社長の要望事項とは違うので当初は考えていませんでしたが、多角的に捉える必要性を学びました。
今回、かなりの時間と労力を要しましたが、その分、精神的にも経験的にも本当に数多くの学びを得ることができました。塾の先生方・皆様には本当に感謝しております。
「この塾を卒業してもずっと力になる」とおっしゃっていただいた先生方の言葉を胸に、今後も「プロコン」として十分に活躍できるよう、日々努力して参りたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。