第21期プロコン育成塾 第5回を開催しました
プロコン育成塾 第5回の講義を11月15日に開催しました。
経営診断実習を開始して2カ月が経過しました。塾生は講義前から担当講師にこれまでの診断先への訪問結果を報告したり、診断を進める上での悩みや課題について相談したりする光景が見られました。
第7講は井上講師による「プロコンに求められる文章力・書類作成能力」です。

講義の冒頭では、講師自身の経験を基に、文章力・書類作成能力は仕事の成果や受注可否に影響を及ぼす重要なスキルであるとの説明がありました。
また、テキストや事例に基づき、文章を書くときに意識すべきことや、良い文章を書くための要素についての講義がありました。
経営診断報告書の作成過程において、論理性・整合性が確保されていることを節目節目で確認し、ストーリー性を担保していく方法は、後々塾生にも大変参考になるでしょう。
全員がメモを取りながら真剣な表情で受講していました。
第8講は中村講師による「説得力を高めるプレゼンテーションの方法」の講義です。

講義には豊富なワークが組み込まれており、印象を良くするための具体的な外見チェックでは塾生がお互いにチェック項目を確認しあったりしました。
また、塾生自身がテキストを読み上げることで適切な会話スピードや内容の強調を体感しました。午後の講義ではプレゼンテーションの実践練習を行い、塾生同士で評価をしあいました。
相手と会話することは我々中小企業診断士の仕事の基本です。来るべき支援先へのプレゼンテーションに備え、塾生は緊張感をもって取り組んでいましたが、その中にも笑顔が溢れる、実践的な学びの場となりました。

その後の中間報告プレゼンテーション演習では講義での気づきを活かして積極的に取り組む姿勢が見られました。
講師業の経験が豊富な中村講師の実践的な講義は、塾生にとって効果的なプレゼンテーションを考える上で貴重な体験になったことでしょう。
本日最後の講義は、塾生全員による中間報告プレゼンテーション演習です。これまでの診断内容を1枚の資料にまとめ、各自が5分で発表を行います。

塾生は中村講師の講義内容に加え、前の発表者への講師からの助言を即座に自身のプレゼンテーションに活かしていくので、後になるほど急速にレベルが上がっていくようでした。
発表の後、これまでの講義を踏まえたプレゼンテーションが出来ているかどうか、講師陣からの講評があります。他の塾生と比較した自らの資料の出来栄えや、話し方、伝わりやすさなど自分で気づくことだけでなく、ベテラン講師陣からの指摘により各自の課題が明らかになりました。

12月の経営診断報告演習まで約1カ月になりました。塾生は今までの講義を振り返り、120%の力で経営診断に取り組んでくれることでしょう。

