塾生の声をお届けします(A.Mさん)
プロコン育成塾第21期生のA.Mです。
私は長年、食品メーカーで外食業や惣菜業への提案営業をしてきましたが、昨年、早期退職して外食チェーンに転職しました。今は、主に購買・商品開発業務を行っています。一方で、2011年に中小企業診断士に登録しましたが、あまり活動らしい活動もできず過ごしてきました。
自分自身、このままではいけないという気持ちや、コロナに苦しむ外食の得意先に対して比較的安全な立場で傍観していた自分への苛立ちを覚えていたこともあり、転職して外食業に飛び込むとともに、改めて外食業をサポートする中小企業診断士になるべく始動しようと思い立ちました。ただ、自分のスキル・経験を棚卸ししても、クライアントのお役に立てる自信はありませんでした。そこで、プロコン育成塾に申し込みました。プロの方のスキル・知識を教わろうと考えたのです。
現在、3回の講義を受講しましたが、他の受講生の方が仰っている通り、素晴らしいです。講義・指導を「消化するのではなく、習得しなければ」と焦るばかりです。習得するとは、実務で実践できている状態と認識していますが、そこには現状とのギャップが存在します。この半年、そのギャップを埋めていくことに取り組むつもりです。
特に、クライアント様への支援活動でギャップに気付くことが多いです。初回訪問後に、担当講師の方に助言をいただきました。自分では全く気付かないことについてもご指摘をいただきましたし、分かっているけれどもできていないこともご指摘をいただきました。以降、クライアント様に単独訪問していますが、基本テキストを読み返して「そうだった。そう考えてこうすれば良かった」等、反省することが多々あります。また、担当講師の方への経過報告や相談で的確な助言をいただき、自分の知識・考え方との差を知りました。
講師の方の生の助言は、経験に基づいているので重みがあります。
「社長の話をすべて真に受けてはいけない。事実を確認しなさい」
「財務諸表に穴が開くくらい目を通しなさい」
「正確なデータを取りなさい。そのためには手間・時間を惜しまない」
「論理的に考え、根拠を持って提案しなさい」
これらのことは、プロにとっては当たり前なのでしょう。ただ、プロの当たり前を私が実務で実践するのは非常に難しいことですので、ギャップを埋める作業は続きます。残り期間、自分の成長のため、何より少しでもクライアント様のためになれるように努力します。

