塾生の声をお届けします(Y.Tさん)

プロコン育成塾21期生のY.Tです。

私は現在、関西のメディア企業で働く企業内診断士です。令和6年度の試験に合格し、今年登録を終えたばかりの新米ですが、会社から社外での診断士活動の許可をいただき、これから本格的に動き出そうと考えています。
しかし、多くの企業の皆様のお力になるには、まだまだスキルも経験も足りないと感じ、このプロコン育成塾の門を叩きました。この半年間、実践的な学びを深め、プロとして活躍するための確かな力を身につけたいと考えています。

第1回講義では、講師の先生方の講義を通じて、自身の診断士としての道のりを深く見つめ直す機会を得ました。
プロコンに求められるのは「志」や「使命感」であるとの教えのもと、「なぜ、私は診断士になったのか?」という根源的な問いを突きつけられました。今はまだ答えが漠然としていますが、同時にいただいた「人はなりたい自分になれる」という言葉を信じ、半年間の学びを通して自分なりの答えを見つけ出したいと思います。
また、この日は初めて同期の塾生の皆さんと顔を合わせました。それぞれ異なるバックグラウンドを持ちながらも、診断士として成長したいという熱い志を共有する仲間たち。この半年間、共に切磋琢磨し、お互いを高め合えることを楽しみにしています。

第2回講義では、具体的な診断スキルを学びました。特に、私が苦手意識を持っている財務諸表の診断について、業種別のポイントを学ぶ中で、数字の裏側にある企業のストーリーをいかに読み解くか、大変参考になりました。
また、ヒアリングのワークでは「初回訪問で次回につなげられるか否かが、その後の診断を左右する」と教わりました。聞く内容だけでなく、その際の立ち居振る舞いや身だしなみが、信頼関係を築く上でいかに重要であるかを改めて認識しました。クライアント企業の「あるべき姿(To Be)」と「現状(As Is)」を明確にすることで、「目指したい将来像」の実現に向けた力になれたらと思います。

また、毎回講義後には懇親会が開催されます。講師の先生方や先輩診断士である事務局の方々から、机上では学べない「生」の実体験やノウハウを共有していただきました。成功談だけでなく、失敗談や苦労話も聞くことができ、プロとしての活動の難しさとやりがいをリアルに感じることができました。このような貴重な機会を活かし、たくさんのことを吸収していきたいと思います。

いよいよ今月から、企業診断の実践が始まります。これまでの学びを活かし、クライアント企業に寄り添った診断ができるよう、全力で取り組んでいきたいと思います。