第21期プロコン育成塾受講生へのメッセージ(第2回グループワーク・第6講 担当講師 橋本祐樹)

第21期受講生の皆さん、初めまして。第2回のヒアリングについての講義とワーク、第6講「プロコンの商品づくりと仕事のとり方」を担当する橋本祐樹です。これを機に長いお付き合いになりますが、まずは半年間、よろしくお願いいたします。

ヒアリングは、「聴く」という中小企業診断士に必要な基本スキルであり、意外に奥が深いものです。話を「聞く」と「聴く」では大きく異なります。あなたが診断先の経営者や従業員に対して、何をどのように「聴く」か、問いかける言葉の選び方ひとつでも、相手への届き方が変わり、反応として返ってくるものが変わります。ヒアリングから得た情報の量と質の差は、最終的に経営診断報告書の質の差となって表れます。

講義では、顧問先や公的支援機関等での私自身の経験を踏まえて、診断先でのヒアリングを実りあるものにするためのポイントなどをお伝えします。また、グループワークでは、受講生同士が経営者、聞き手(コンサルタント)、フィードバック役の3者を演じるロールプレイングを行います。「人の振り見て我が振り直せ」ではないですが、それぞれの立場を体験することで得られる気づきがあります。

第6講では、「プロコンの商品づくりと仕事のとり方」について、私自身の経験を踏まえて、独立して生計を立てていく段階までのリアルを事例でお伝えします。診断士はそれぞれに専門性も異なり、独立の形も百人百様ですが、成功する人の共通点はあります。あなた自身のプロコン像を見つけ出すうえで参考としていただければ幸いです。

皆さんと開講日にお会いするのを心から楽しみにしています。