第6期プロコン育成塾 診断報告会が開催されました!!


最近、少し寒さが緩んできたように感じる今日この頃です。
皆さんお元気でしょうか?
 さて、プロコン育成塾のハイライトである診断報告会が、2月5日(土)と6日(日)の
2日間で開催されました。報告会は1人1時間で、プレゼンテーションを40分行った後、
講師とアドバイザーからの質問やアドバイスを20分間受ける形式で実施しました。
 昨年11月から始まった診断実務の成果が問われる2日間です。そのためか、受講生の皆さんのいつもと違う緊張感がひしひしと伝わってきました。
第1日目が5人(志水氏、中村氏、市山氏、尾松氏、山田氏)、2日目に4人(近藤氏、指尾氏、石川氏、小峯氏)の受講生が順次発表していきました。
 講師・アドバイザーの前でのプレゼンテーションという非常にプレッシャーのかかる場面で、受講生の皆さんが診断企業の問題点を指摘し、改善策を提案している姿から一生懸命さが伝わってきました。
それに応えるように講師・アドバイザーから鋭く厳しいご指摘や的確なアドバイスがあり、受講生もこれまでに経験したことのないコンサルの厳しさ、かつ充実感を味わったのではないでしょうか。
指摘事項をいくつか挙げると次のとおりです。
(プレゼンの仕方)
・ポインタでスクリーンをたたくのはよくない。
(報告書の書き方)
・目次にページ数を打たないこと。
・課題は客数アップとあるのに、内部体制から報告書は書いてある。文書の構成、優先順位を考えて作ること。
(診断・分析)
・メーカでありながら、生産力、技術力の分析が浅い。ワンストップサービスと5Sしか提言がない。 Q:検査不良、C:不良廃棄、D:納品管理などを現場で分析すること。
・全体的に分析が浅い。財務の問題から中長期戦略につながらない。チャンス、強みから基本戦略へつなげる流れが必要。枚もののサマリを作るとよい。
・この会社にとって何が本当に問題なのか、大事なことがチェックできていない。商品、品ぞろえ、売り方、サービス、販売管理がどうか、避けてはいけない。
・社長が気づいていない案件を指摘してあげると、より評価が上がる。
(提案)
・どういう店にしたいかを引き出すことが重要。
  「周りから見たらこう見えますよ。」というアドバイスをする。
・複数案を提示する場合には、PL及び利益貢献度が必要。これらがないと、経営者は判断できない。
・改善提案が多く、すべてを実施すると3年以上かかる。
  どれが一番重要かアクションプランをつけて時系列でまとめて示すとよい。
・「受注量には問題ないので、営業対策は特に必要ない。」とあるが、本当に大丈夫なのか確認すべき。
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志水氏のプレゼンテーション風景
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中村氏のプレゼンテーション風景
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市山氏のプレゼンテーション風景
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尾松氏のプレゼンテーション風景
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山田氏のプレゼンテーション風景
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近藤氏のプレゼンテーション風景
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指尾氏のプレゼンテーション風景
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石川氏のプレゼンテーション風景
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小峯氏のプレゼンテーション風景
 プレゼンテーション終了後、これから羽ばたいてゆく受講生のために、大場塾長による最終講義がありました。プロコンまでの5つのステップを駆け上がってゆくために守っていくべき10か条をご説明いただきました。受講生もいろいろな思いで大場塾長の最終講義を聴いていたと思います。
 そして、プロコン育成塾第6期も閉会を迎えることになりました。今回の診断実務発表会の3位から、優秀者・最優秀者と表彰が行われました。
その後、受講生への修了証書授与、(社)中小企業診断協会兵庫県支部の石川支部長の挨拶、講師・アドバイザーからのコメントと、滞りなくプロコン育成塾第6期を締めくくることができました。
 閉会後は講師・アドバイザーと受講生で打上げ会が開催されました。受講生それぞれから第6期を総括してコメントをいただきました。最後に、当塾の卒業生からの激励の言葉をかけていただいて打ち上げ会は終了しました。
その後の2次会では、この2日間のプレッシャーから解放された受講生が自身のカラオケ十八番を披露し、非常に楽しい時間を過ごすことができました。
 プロコン育成塾第6期のカリキュラムはこれで終了いたしました。しかし、本番はこれからです。診断企業での報告会が残されています。講師・アドバイザーからのアドバイスを踏まえ、よりブラッシュアップした報告書で診断企業での報告会に臨んでください。
受講生の皆さん、5ヶ月にわたる学習、本当にお疲れさまでした。
この塾をきっかけに大きく羽ばたいていかれることを祈念しております。