第13期プロコン育成塾 柳講師からの第1講(9/9)要旨のご案内

第13期プロコン育成塾 受講生へのメッセージ

第1講 担当講師 柳 辰雄

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 プロコン育成塾第13期の受講生の皆さん、第1講「中小企業のコンサルティングニーズと心構え」を担当する柳辰雄です。この時期は当塾への参加を前に、期待や不安が入り混じった時を過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身も当塾を第4期で修了いたしましたが、開講前は将来への期待も含めてさまざまな想いが駆け巡ったことを記憶しております。私は、第5期からは事務局として、第7期からは講師・アドバイザーとして当塾の運営に参加し、今期で9期目を迎えます。毎年のことですが、受講生の皆さまはこれからの半年間、経営コンサルタントに対する自らの考え方が大きく変わるかもしれない貴重な時間を過ごすことと思います。是非とも悔いのないよう全力で取り組んでいただけることを期待しております。

 中小企業のコンサルティングニーズというテーマは、皆さまにとってはなかなか実感しにくいテーマであると思います。しかし、プロの経営コンサルタントとして活動していく限りは、必ず直面する重要なテーマであり、かついつまでも答えの見つからない難しい問題でもあります。

 中小企業経営者にとっては、ニーズそのものが具体化していないことが多く、経営コンサルタントはその漠然とした問題意識を中小企業経営者との面談を通じて、引き出し、示していくことが何よりも重要となります。ただし、このプロセスはコンサルティングサービスを提供する前の段階であり、この段階で中小企業経営者とのコンサルティングサービスに関する合意形成ができていないと、経営コンサルタントとしての活動の機会すら得られなくなります。そのため、難しいテーマではあるものの、自分なりの対応の仕方を築き上げておくことが求められます。

 本講ではこれらのテーマに対して、どのように向き合い、対応していけばいいのか、当塾の先人の教えに基づいて私なりに経験してきたことも踏まえて、講義できればと思います。皆さまの今後の活動に役立てていただければ幸いです。

 開講まで残りわずかとなりましたが、体調管理には十分に気を付けて、万全の体制で新しい第一歩を踏み出してください。皆さまとお会いできることを楽しみにしております。