第5期プロコン育成塾 第4講開講いたしました!

  皆さま、プロコン育成塾も、いよいよ最終講義の第4講義となりました。第4講は、主講義が坪野講師による「業種特化とプロコンスキルの向上」、サブ講義に湯浅アドバイザーによる「説得力を高めるプレゼン方法」、そして、受講生によるプレゼン・ロールプレイングの3部構成で開催されました。
 始めに、湯浅アドバイザーによる「説得力を高めるプレゼン方法」をご講義いただきました。プレゼンは必ずしもパワーポイントを使用する必要はなく、むしろ補完的に使用するものだというご説明がありました。ホワイトボードに要点を書きながら資料の説明をすることで、プレゼンテーターの動きが活発になり、聴き手の注意を引くことができるのです。また、プロコンたるもの、その身なりや振る舞いに注意し、常にクライアントから見られていることを意識しなければいけないという意味の「毎日がプレゼン」という名言は、受講生の心の中に刻み込まれたのではないでしょうか。
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                    湯浅アドバイザーによる講義風景
 次に、坪野講師による「業種特化とプロコンスキルの向上」をご講義いただきました。始めに、坪野講師のプロフィールをご紹介いただきました。コンサルタントとして活動を始めて11年間の経緯や活動状況など、プロコンとして食えるようになるまでの6年間の赤裸々で生々しい苦労話は受講生の想像を超えていたと思います。それだけに受講生はプロコンの厳しさをひしひしと感じたのではないでしょうか。
 
 主講義では、最初に「プロコンとは何なのか」、その定義についてご説明いただきました。「プロコンとは、マーケットに高く評価される専門性や実績に裏打ちされる実力を持ち、持続的に成果を出し続けている経営コンサルタント」という定義を、受講生はどのように受け止めたのでしょうか。坪野講師の言葉に圧倒されながらも、それぞれの思いや覚悟を再認識できたと思います。
 引き続き、専門分野と専門業種についてご講義いただきました。人事、財務、生産、組織などの専門分野とともに、専門業種を絞り込む「業種特化」の重要性とそのインパクト・留意点等について、坪野講師の実例を基にそこまでのプロセスと現在の状況を、ユーモアを織り交ぜながらご説明いただきました。「業種特化」については、受講生から多くの質問がありました。受講生にとっては一番興味のあるテーマであり、将来この厳しい世界で生き残っていくための大きなヒントになる内容だったと思います。
 そのような厳しい現状を垣間見た受講生のため、坪野講師自らのギター演奏がありました。コンサルティングの能力と並んでプロ級の腕前を持っていらっしゃるギター演奏は、受講生の張り詰めた気持ちを解きほぐしたと思います。
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                    坪野講師によるギター演奏
 主講義のあとは、受講生の代表3名による「プロコン商品企画フォーム」と「プロコンスタートアッププラン」の発表がありました。「プロコン商品企画フォーム」は、自身の商品を想定するクライアントにどのように提供していくかを記述する内容です。併せて、「プロコンスタートアッププラン」では受講生自身が目指す3年後のプロコン像を記述していただきました。今回の発表は内容もさることながら、プレゼン方法を指導することを意図して実施しました。発声やアイコンタクトの仕方など、受講生にとっては2月の経営診断発表会を控え、大いに参考になったのではないでしょうか。
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                    受講生代表による発表風景
 講義修了後は、いつものように懇親会が開催されました。経営診断発表会を2月に控え、受講生からの質問が相次ぎ、これまで以上に活発な雰囲気で熱い時間を過ごすことができました。講師・アドバイザーと受講生の絆もより深くなっていることを実感した懇親会でもありました。
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                          懇親会風景
 受講生の皆さま、本当にお疲れ様でした。
次回のプロコン育成塾は2010年2月6日(土)、2月7日(日)の2日間で経営診断発表会が開催されます。寒暖の差が激しい時期ですので、お体には十分に気をつけて、万全の体調で発表会に臨んでください。