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塾生の声をお届けします(甲斐さん)

プロコン育成塾第22期生の甲斐です。

自分の未熟さを知る

「この塾に入って、サラリーマン時代の考え方を払拭できた。今の自分があるのはそのおかげ」というお話を協会の新年会でお隣の席の先輩から伺いました。今思えば自分自身、そのお話について十分に理解できていなかったのですが、プロコンとしての実績のない私はその言葉に導かれるように、当塾の門を叩きました。 入塾してから、講義と企業訪問を3回経験しました。そこで待っていたのは、想像していた以上の厳しさでした。いや、厳しいというより、「自分の力不足を思い知らされた」と言ったほうが正確かもしれません。

自分では気づかなかった自分

知識やスキルが足りないことは、ある程度覚悟していました。
しかし、思いがけず突きつけられたのは、自分の人格や人との向き合い方についての気づきでした。
これまで、遠慮なく意見を言い合える仲間に囲まれてきたと思っていました。率直に議論し、互いに切磋琢磨できる環境にいたつもりでした。
ところが、自分では気づいていなかった一面を指摘され、正直、本当にへこみました。
「自分って、そうだったんだ……」
これまでの自分を振り返り、改めて考えさせられました。
自分には見えていない自分がいる。自分ではできていると思っていても、周囲からは違って見えている。
コンサルタントとして人や組織の変革を支援するのであれば、まず自分自身が変わらなければならない。

経営者が求めているのは、分析結果ではない

もう一つ、強く印象に残った出来事があります。
診断先の社長に、財務分析の結果をお渡ししたときのことです。損益分岐点・経営指標・CF計算書など、決算書から読み取れる情報を整理し、資料にまとめました。自分なりに分析し、わかりやすく伝えようとしたつもりでした。しかし、社長から返ってきた言葉は、厳しいものでした。
「こんなわかってることを資料でもらっても意味がない」
言葉を失いました。
社長にとっては、わざわざコンサルタントから教えてもらうまでもないことだったのです。
自分が提供したのは、決算書の数字を整理した資料にすぎなかったのです。経営者が知りたいのは、自社をより良くするために、具体的に何をすべきかということです。そこまで踏み込んで初めて、コンサルタントとしての価値が生まれることを経験しました。
相手の期待を上回るからこそ、相手は満足する。
講義でも習ったこの言葉を、今回の経験とともに胸に刻んでおきます。

自分が目指すコンサルタントとは

そんな試練に直面する一方で、今、自分自身のMVV(Mission・Vision・Value)を作成しています。
自分は何のためにコンサルタントをするのか。どんな企業を増やしたいのか。経営者や従業員に、どんな変化をもたらしたいのか。
これまでの経験を振り返りながら、自分の使命や目指す姿を言葉にしようとしています。

「働くことを通じて人が成長し、その成長が企業・社会の成長につながる。そうして、働く人が自社のファンになり、その想いが顧客・地域へ広がり、日本・世界から愛される企業をつくる。そんな好循環を生み出せるコンサルタントになりたい」と思っています。

これから続く試練に向かって

プロコン育成塾では、毎回、全講師が参加されます。
「中小企業を変革できる志あるプロコンを増やし、日本の未来を切り拓く」という高い理念のもと、受講生一人ひとりに真剣に向き合ってくださっています。だからこそ、厳しい指摘があるのだと思います。
これからも、自分の力不足を痛感したり、自分では気づかなかった弱さに直面したりすることもあると思います。それでも、そこから目をそらさず、一つずつ乗り越えていきたいと思っています。

自分自身が変わらなければ、人や組織の変革を支援することはできない

今の試練を、自分が目指すコンサルタントに近づくための機会と捉え、前に進んでいこうと思います。
日本の未来を切り拓く道は、まだ始まったばかりです。

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