第14期プロコン育成塾が開講しました!

 2018年8月25日(土)、第14期プロコン育成塾が開講しました。

 今期もキャンセル待ちの盛況をいただいた中、新たな塾生たちは開講の時を迎えました。開講に先立ち、一般社団法人兵庫県中小企業診断士協会の柴谷会長より、ご自身の独立当初のエピソードなどを交え、塾生の成長に対する期待を込めた激励のお言葉をいただきました。

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 続いて開講の挨拶です。大場塾長より「本塾設立前は独立後の育成体制が不十分なため、伸び悩んでいる若手を多く見てきた。何としても優秀な後進を育てたい」という当塾設立時からの想いと塾生への期待、修了生の状況などをお話しいただきました。

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 塾長の挨拶の後は、各講師からのメッセージです。それぞれの講義を受け持つ立場から、「今日の学びを得て、明日から何を行動するか」、「プロコンとしてアドバイスを受けられる最後の場として本気で臨むこと」といった示唆に富んだ言葉をいただきました。

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 引き続き、第14期塾生の自己紹介です。皆さんは緊張しながらも、一人2分間の持ち時間で自分の強みや受講への想いを話されました。ただし、この自己紹介の場は、各自の話す力を評価する場でもあります。講師は皆さんの時間感覚や話し方、表現力を細かくチェックし、午後の個人面談時にフィードバックします。当塾でのすべての時間は、塾生の成長のためにあります。

 塾生の自己紹介が終わると、いよいよ開講講義が始まります。大場塾長より、「プロコンの基本要件と能力開発」をテーマに、プロコンへの道(ステップ)、プロコンの基本要件など、コンサルタントを目指すうえで必ず押さえるべきポイントを講義いただきました。塾生にとっては、独立・独立準備中・企業内など各自の立場で、今後どのような心構えと方向性で自己を高めていくかを考える指針となったのではないでしょうか。

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 昼食休憩をはさんで、第1講が始まります。

 柳講師より、「中小企業のコンサルティングニーズと心構え」のテーマでお話をいただきました。経営者自身も自覚していないことが多い「潜在的な真のコンサルティングニーズ」をどう把握するか、また顧客との信頼関係をいかに構築するかなど、ご自身の経験を交えて説明されました。塾生にとっては非常に難しいテーマである一方で、コンサルタントとして仕事をするうえでは必ず突き当たる重要な問題です。まとまった形で指導を受ける機会のない内容に、塾生も真剣な表情で聞き入っていました。

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 初日最後のカリキュラムは、講師による個人面談です。塾生は事前に作成した「スキル洗い出しシート」を基に講師と面談し、フィードバックを受けました。自身が企業内で経験したことが中小企業に対して活かせる専門分野となるか、自己の能力がコンサルタントとして通用する水準かどうか、具体的な評価とアドバイスをいただきました。また、自分では気づいていなかった強みの指摘も受けます。講師陣の指導、塾生の真剣な質問や新たな気づきによる熱気で、会場は活気づきました。今日の面談とフィードバックを皮切りに、次回以降も、プロコンとしての商品企画や将来計画を策定するカリキュラムが準備されています。

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 初日のカリキュラム終了後は、懇親会が開催されました。講義中は緊張した面持ちだった受講生の皆さんも、お酒が進むにつれ緊張も解け、受講生同士だけでなく講師陣とも和やかな会話が弾みました。この場を活用して、講師陣や同期生との交流を積極的に深めていただきたいものです。半年間の受講と交流を通じて、スキルを身に付けていただくとともに、他では得難い人脈を作り上げていただければ幸いです。

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 これから半年間の長丁場、様々な課題や疑問点が出てくると予想されますが、講師陣・事務局ともに全力でサポートして参ります。塾生の皆さん、このチャンスを活かし、実り多い半年間にしていきましょう。